医薬品株に興味はあるけれど、「ファイザーは減配が心配」「アッヴィは株価が高い」と迷っていませんか?
薬の会社は景気に左右されにくい反面、特許切れという独特のリスクがあります。
今回は、世界最大級の製薬会社メルク(MRK)について、医薬品株を探している初心者の方に向けて、わかりやすく解説していきます。



こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- 医薬品株を1つ持ってみたいけれど、どれを選べばいいか迷っている人
- ファイザー(PFE)やアッヴィ(ABBV)との違いを知りたい人
- 利回りの高さより「配当の安定」と「将来の伸び」を重視したい人



メルクって名前は聞いたことあるけど、何を作ってる会社なの?



がんの薬「キイトルーダ」で有名な会社だよ!
世界で一番売れている薬のひとつを持っているんだ。
- メルクは配当利回り約2.3%、15年連続増配の大手製薬会社
- 一時費用を除いた実力ベースの配当性向は約40%で、配当の安全性は高め
- 最大のリスクは主力薬キイトルーダの特許切れ(米国で2028年)
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
メルク(MRK)ってどんな会社?まず基本を押さえよう



製薬会社っていっぱいあるけど、メルクは何がすごいの?



とにかく「稼ぐ力」が強いところだね。
主力の薬がひとつで、売上の半分近くを稼いでいるんだ。
メルクは、アメリカのニュージャージー州に本社を置く製薬会社です。
なお、ドイツにも「メルク」という同名の別会社があります。
米国株で買えるのは、ティッカーMRKのアメリカ企業のほうです。
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | メルク・アンド・カンパニー(Merck & Co.) |
| ティッカー | MRK |
| 業種 | 医薬品・ワクチン・動物用医薬品 |
| 株価 | 約146ドル |
| 年間配当 | 3.40ドル(四半期0.85ドル) |
| 配当利回り | 約2.3% |
| 連続増配 | 15年 |
| 配当性向 | 約40%(一時費用を除いた実力ベース) |
※株価・利回りは2026年10月9日時点、配当性向は2026年8月時点の予想
配当性向(利益のうち配当に回す割合)が約40%なのはポイントです。
2026年は買収の一時費用で見かけの利益が減りますが、それを除いた実力ベースの数字です。
利益の半分以上を会社に残しているので、配当を続ける余力があります。
主力薬「キイトルーダ」が売上の約半分
キイトルーダは、がんの免疫治療薬(体の免疫の力でがんを攻撃する薬)です。
2025年の売上は約316億ドルで、メルク全体(約655億ドル)の約48%を占めます。
ほかにも、子宮頸がんなどを防ぐワクチン「ガーダシル」や、動物用医薬品の事業があります。
ABBV・PFEと比べてどう?医薬品株3社の比較



ぽむはファイザーを持ってるよね?メルクと何が違うの?



ファイザーは利回りが高いけど、過去に減配を心配された会社。
メルクは利回りはそこそこだけど、増配が続いているのが違いだよ。
| 項目 | メルク(MRK) | アッヴィ(ABBV) | ファイザー(PFE) |
| 配当利回り | 約2.3% | 約2.6〜2.8% | 約6.1〜6.4% |
| 連続増配 | 15年 | 50年超(旧親会社含む) | 増配ペースは鈍い |
| 主力の薬 | キイトルーダ(がん) | スカイリージ・リンヴォック(免疫) | コロナ後の立て直し中 |
| 特徴 | 稼ぐ力が強く財務が安定 | 増配と高配当の両取り | 高利回りだが成長は鈍め |
※メルクは2026年10月9日時点、ABBV・PFEは2026年8月時点の概算
3社を一言でまとめると、次のようになります。
- メルク:利回りは控えめでも、配当の安全性と成長のバランス型
- アッヴィ:増配と高配当を両方ほしい人向け
- ファイザー:今の利回りを重視する人向け
あわせて読みたい:【ABBV】アッヴィの配当は買い?増配と高配当を両取りできる医薬品株を初心者向けに解説
あわせて読みたい:【PFE】ファイザーの配当は買い?利回り6%超の魅力と注意点を初心者向けに解説
買う前に知っておきたいリスク3つ



増配が続いてるなら安心じゃないの?リスクとかあるの?



一番大きいのは「特許切れ」だね。
特許が切れると、安いジェネリック(後発薬)が出てきて売上が落ちやすいんだ。
リスク1:キイトルーダの特許切れ(2028年)
キイトルーダの米国特許は2028年に切れる見込みです。
売上の約半分を占める薬なので、影響は小さくありません。
メルクは対策として、皮下注射タイプ(点滴より短時間で打てる形)のキイトルーダを投入しています。
患者の切り替えが進めば、売上の落ち込みをやわらげられる可能性があります。
リスク2:大型買収による一時的な利益の落ち込み
メルクは次の主力薬を育てるため、大型の買収を続けています。
そのため2026年は、買収に伴う一時費用で1株あたり利益(EPS)の予想が下がりました。
一時的な費用なので、配当がすぐに危なくなるわけではありません。
ただ、買収した薬が育つかどうかは、数年かけて見ていく必要があります。
リスク3:ワクチン事業の伸び悩み
ガーダシルは中国での需要が急減し、2025年の売上は前年から約4割減りました。
キイトルーダ以外の柱が育つかどうかも、チェックしたいポイントです。
メルクはこんな人に向いている



結局、メルクってどんな人が買うといいの?



「高利回りより、長く安心して持てる配当」がほしい人かな!
あと、医薬品株を1つだけ持つなら候補に入るよ。
向いている人
- 配当の安全性と増配を重視したい人
- 景気に左右されにくい銘柄をポートフォリオに入れたい人
- 特許切れ後の新薬に期待して、長期で持てる人
向いていない人
- とにかく今の利回りを高くしたい人
- 数年単位の株価の上下に耐えられない人
メルクは1株から買えて、新NISAの成長投資枠でも購入できます。
米国株の取扱いが多い楽天証券なら、ドルでも円でも買えるので初心者でも始めやすいです。
ぽむ家の場合:医薬品株はどう持っている?



うちは医薬品株ってファイザーだけだっけ?



個別ではファイザーを3株だけ持っているよ。
高配当ETFの中にも医薬品株が入っているんだ。
ぽむ家は、高配当ETF(VYM・JEPQ・SPYD)が投資の軸です。
個別株は資産の1%以内の「お楽しみ枠」として、少しずつ買っています。
個別株を選ぶときは、配当性向30〜50%を目安にしています。
メルクの配当性向は約40%なので、この基準にぴったり当てはまります。
- メルクの保有状況:以前は2株持っていましたが、トランプ関税ショックのときに利確しました(現在は未保有)
- メルクに対するぽむの見方:キイトルーダが売上の約半分なので、これからの新薬開発に期待。買うならお楽しみ枠として資産の1%程度のイメージ
まとめ:メルクは「配当の安全性」と「次の新薬」に期待して持つ医薬品株
メルクは、利回り約2.3%・15年連続増配の大手製薬会社です。
実力ベースの配当性向は約40%と無理がなく、配当の安全性は高めといえます。
一方で、2028年のキイトルーダ特許切れは避けて通れないリスクです。
「次の新薬が育つまで待てるか」が、メルクを選ぶ分かれ目になります。
ここまで理解できたなら、いきなり大きく買う必要はありません。
まずは1株だけ持って、配当が届く体験をしてみるのがおすすめです。



結論は、メルクは「長く安心して持ちたい医薬品株」です。
ただし、特許切れの影響を数年かけて見守ることが大前提です。
メルクを買うなら楽天証券がおすすめ
ぽむ家のメイン口座は楽天証券です。
毎週JEPQとSPYDを2株ずつ、毎月投資信託を2万円ずつ、楽天証券で積み立てています。
メルクも楽天証券なら1株から買えて、新NISAの成長投資枠も使えます。
口座開設は無料なので、まだの方はこの機会に作っておくと便利です。
開設したら、まずはメルクを1株だけでも買ってみましょう。
年4回の配当が届くと、「株を持っている実感」がぐっと湧いてきます。
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
よくある質問
Q. メルクの配当はいつもらえますか?
年4回(1月・4月・7月・10月ごろ)の支払いです。
日本の口座には、支払日から数日遅れて入金されます。
Q. ドイツのメルクとは違う会社ですか?
はい、別の会社です。
米国株のMRKはアメリカのメルクで、ドイツのメルクは米国株では買えません。
Q. 新NISAで買えますか?
はい、成長投資枠で1株から買えます。
米国での配当課税(10%)は、NISAでも差し引かれる点に注意しましょう。
高配当株を買うための証券口座選びは、こちらの記事で詳しく比較しています。











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