米国の高配当ETFを積み立てていると、「米国だけに偏っていて大丈夫かな?」と不安になることはありませんか?
VYMやSPYDは人気ですが、どれも中身は米国企業です。
今回は、米国以外の高配当株にまとめて投資できる「IDV」を取り上げます。
高配当ETFで分散したい方に向けて、わかりやすく解説していきます。



こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- 米国の高配当ETFだけに偏るのが不安な人
- 利回り5%超のETFで配当を増やしたい人
- IDVのリスクを知ってから買うか決めたい人



IDVって初めて聞いた!米国のETFとは何が違うの?



米国の証券取引所で買えるETFなんだけど、中身はイギリスやフランスなど米国以外の会社なんだ。
「米国株だけじゃ心配」という人の分散先として使えるよ!
- IDVは米国以外の先進国の高配当株、約100銘柄に投資するETF
- 利回りは約5.7%(2026年9月末時点)と高めだが、金融・エネルギーに偏り為替の影響も大きい
- 米国ETFの「主役」ではなく、分散のための「脇役」として少額で持つのが現実的
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
IDVってどんなETF?まず基本を押さえよう



そもそもIDVって、どこの会社が作ってるの?



米国の大手運用会社ブラックロックの「iシェアーズ」シリーズだよ。
2007年からある、歴史の長いETFなんだ。
IDVの正式名称は「iシェアーズ・インターナショナル・セレクト・ディビデンドETF」です。
米国以外の先進国の高配当株を集めた指数に連動します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | iシェアーズ・インターナショナル・セレクト・ディビデンドETF |
| 運用会社 | ブラックロック(iシェアーズ) |
| 設定日 | 2007年6月 |
| 連動指数 | ダウ・ジョーンズEPACセレクト・ディビデンド指数 |
| 経費率 | 年0.50%(2026年10月時点) |
| 銘柄数 | 約100銘柄(2026年10月時点) |
| 分配金利回り | 約5.7%(直近12か月・2026年9月末時点) |
| 分配回数 | 年4回(四半期ごと) |
| 株価 | 約42ドル(2026年10月14日時点) |
経費率(ETFを持っている間にかかる年間コスト)は年0.50%です。
VYMやSPYDより高めなので、ここは覚えておきましょう。
一方で、利回りは5%台後半と高めです。
米国以外の企業は、米国企業より配当を多めに出す傾向があるためです。
IDVの中身は?国・業種・組み入れ上位をチェック



米国以外って、具体的にどこの国の会社が入ってるの?



一番多いのはイギリスで、次がフランス、スペイン、イタリアと続くよ。
ヨーロッパの会社が中心なんだ。
国別の構成比(上位5か国)
| 国 | 構成比 |
|---|---|
| イギリス | 17.4% |
| フランス | 14.0% |
| スペイン | 12.8% |
| イタリア | 9.9% |
| 香港 | 5.8% |
※2026年10月8日時点(iシェアーズ公式サイト)
業種別の構成比(上位5業種)
| 業種 | 構成比 |
|---|---|
| 金融 | 33.3% |
| エネルギー | 15.9% |
| 公益(電力・ガスなど) | 11.9% |
| 通信 | 8.8% |
| 一般消費財 | 8.1% |
※2026年10月8日時点(iシェアーズ公式サイト)
業種を見ると、金融とエネルギーで全体の約5割を占めています。
銀行・保険・石油会社など、配当を多く出しやすい業種が中心です。
組み入れ上位の銘柄
| 銘柄(構成比) | 国 | 業種 |
|---|---|---|
| トタルエナジーズ(約4.9%) | フランス | エネルギー |
| ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(約3.6%) | イギリス | 生活必需品 |
| エニ(約3.1%) | イタリア | エネルギー |
| エネル(約2.8%) | イタリア | 公益 |
| リオ・ティント(約2.7%) | イギリス・豪州 | 素材 |
※2026年10月時点(ETFデータサイト2社で確認)。順位や比率は入れ替わります。
米国の高配当ETFではあまり見かけない、ヨーロッパの大企業が並びます。
IDVの魅力3つ|米国ETFだけでは届かない分散ができる



米国のETFで十分な気もするけど、わざわざIDVを持つメリットってあるの?



一番は「米国とは別の値動きをする資産」を持てることだね。
米国株が苦しい時期に、支えになってくれる可能性があるんだ。
①米国以外の地域に分散できる
VYM・HDV・SPYDは、どれも米国企業だけで構成されています。
IDVを組み合わせると、米国一極集中をやわらげられるのが最大の魅力です。
②利回りが高く、配当を増やしやすい
利回りは約5.7%(2026年9月末時点)です。
VYMより高めの利回りなので、配当を厚くしたい人には魅力的です。
③年4回の分配で、配当の流れを作りやすい
分配金は年4回、四半期ごとに支払われます。
米国ETFと同じように、定期的に配当を受け取れます。
買う前に知っておきたいリスク4つ



利回りが高いってことは、やっぱりリスクもあるんでしょ?



もちろん!特に「為替」と「税金」は、米国ETFより少しややこしいんだ。
ここは買う前にしっかり押さえておこう。
①為替の影響が二重にかかる
IDVはドルで売買しますが、中身はユーロやポンドの株です。
つまり、為替は「円とドル」「ドルと現地通貨」の二重で影響します。
円高・ドル高のどちらでも、評価額や配当が目減りすることがあります。
②NISAでも外国の税金は引かれる
IDVの配当には、まず投資先の国で税金がかかることがあります。
さらに米国ETFなので、分配金から米国の税金10%も引かれます。
NISAでも外国で引かれた税金は戻らない点に注意しましょう。
あわせて読みたい:【二重課税?】米国株の配当金はNISAでも10%引かれる?理由と手取りを初心者向けに解説
③金融・エネルギーに偏っている
金融とエネルギーで約5割を占めるため、景気や原油価格の影響を受けやすいです。
不景気になると、配当が減ることもあります。
④株価の値上がりは控えめになりやすい
高配当株が中心なので、株価の伸びは成長株ほど期待しにくいです。
「配当をもらう」ことが主な目的のETFだと考えましょう。
IDVはこんな人に向いている/向いていない



結局、IDVってどんな人が買うといいの?



米国の高配当ETFをすでに持っていて、「次は地域を分けたい」という人に合っているよ。
逆に、これから投資を始める人の1本目には向かないかな。
向いている人
- VYM・SPYDなど米国の高配当ETFをすでに持っている人
- 米国以外の地域にも少しずつ分散したい人
- 利回り5%超の配当を上乗せしたい人
向いていない人
- 投資を始めたばかりで、まず1本目を選びたい人
- 株価の値上がり益を重視したい人
- 為替や税金の仕組みがまだ不安な人
株価は約42ドル(2026年10月14日時点)なので、1株から数千円で買えるのもうれしいポイントです。
ただし、値上がり益はあまり期待しにくいので、配当目的で持ちましょう。
IDVは米国の取引所に上場しているETFなので、米国株を扱う証券口座が必要です。
まだ口座がない方は、ぽむ家もメインで使っている楽天証券がおすすめです。
VYMやSPYDなど米国の高配当ETFとあわせて、同じ口座で管理できます。
※IDVの取扱いの有無は、購入前に各証券会社でご確認ください。
ぽむ家はIDVをどう考えている?



うちはIDV持ってたっけ?



ううん、IDVは持ってないよ。
ただ、米国の高配当ETFとは別軸で持っておくのは「あり」かなと思ってるんだ。
ぽむ家の投資の軸は、米国の高配当ETFです。
VYM・JEPQ・SPYDは組み入れ銘柄が違うので、3本ともそれぞれ買っています。
実際の買付は、毎週JEPQ2株・SPYD2株を積み立てています。
さらに毎月、投資信託を2万円ずつ積み立てています。
受け取った分配金は、サイドFIREまで全額を再投資する方針です。
ぽむ家は、2026年10月時点でIDVを持っていません。
そのうえで、別軸で持っておくのは「あり」だと考えています。
米国の高配当ETFだけだと、どうしても地域が米国に偏るためです。
ぽむ家のメイン口座は使いやすさで選んだ楽天証券です。
米国株やETFも、すべて楽天証券で買っています。
まとめ:IDVは米国ETFを補う「分散の脇役」
IDVは、米国以外の先進国の高配当株に約100銘柄まとめて投資できるETFです。
利回りは約5.7%と高めですが、為替・税金・業種の偏りには注意が必要です。
IDVはこんな人におすすめ
- 米国の高配当ETFをすでに持っていて、地域を分散したい人
- 利回り5%超の配当を少し上乗せしたい人
主役ではなく「分散の脇役」として少額で持つのが、現実的な使い方です。
仕組みを理解した今なら、まずは1株から試してみるのもよいと思います。
IDVを買うには、米国株を扱う証券口座が必要です。
ぽむ家も楽天証券で、毎週JEPQとSPYDを2株ずつ買い続けています。
VYM・JEPQ・SPYDを同じ口座でまとめて管理できるので、とても楽です。
IDVは1株約42ドル(2026年10月14日時点)から買えます。
口座を開設して取扱いを確認できたら、まずは1株だけでも買ってみましょう。
年4回の分配金が届くと、米国以外の企業から配当をもらう感覚がつかめます。
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
IDVについてよくある質問
Q. IDVはNISAで買えますか?
IDVが新NISAの成長投資枠の対象になるかどうかは、証券会社によって異なります。
購入前に、ご利用の証券会社の取扱銘柄一覧やNISA対象銘柄を必ず確認してください。
Q. IDVの分配金はいつもらえますか?
年4回、四半期ごとに支払われます。
国内の証券口座には、米国での支払いから数日ほど遅れて入金されることが多いです。
Q. IDVとVYMはどちらがいいですか?
役割が違います。VYMは米国の高配当株、IDVは米国以外の高配当株です。
まずはVYMなど米国ETFを軸にし、分散としてIDVを足す使い方が考えやすいです。











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