米国株の配当金が入金されたとき、「あれ、思っていたより少ない…」と感じたことはありませんか?NISAなら税金はかからないはずなのに、なぜか引かれている。そんな疑問を持つ方は、実はとても多いです。今回は、米国株の配当金から差し引かれる税金の正体と、実際の手取りがいくらになるのかについて、投資を始めたばかりの方に向けてわかりやすく解説していきます。



こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- 米国株や米国ETFの配当金が、思ったより少なくて戸惑っている人
- 新NISAで米国株を買おうとしていて、税金のしくみが不安な人
- 「二重課税」という言葉を聞いて、投資を始めるのをためらっている人



米国株の配当金って、NISAなら全部まるごともらえるんじゃないの?



実はそうじゃないんだ。アメリカで10%だけ先に引かれるよ。でも、仕組みを知っておけば怖くないから、順番に説明するね!
- 米国株の配当金は、NISAでもアメリカで10%の税金(外国源泉税)が引かれます
- NISAなら日本の税金(約20%)はかからず手取りは約9割。特定口座だと約7割まで減ることがあります
- 特定口座は、確定申告の外国税額控除で一部を取り戻せる場合があります。仕組みを知ったうえで続けるのが現実的です
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
米国株の配当金から税金が引かれるのはなぜ?二重課税の正体



そもそも「二重課税」ってなに?税金を2回取られるってこと?



言葉のとおり、同じ配当に2か所から税金がかかる状態のことだよ。ただ、取り戻せる仕組みもあるんだ。
米国株の配当金には、本来2つの税金がかかります。
- アメリカ側の税金:外国源泉税(がいこくげんせんぜい)。配当を払う国で先に引かれる税金です
- 日本側の税金:配当にかかる約20.315%(所得税・住民税・復興特別所得税の合計)。アメリカで引かれたあとの金額にかかります
外国源泉税とは?
海外の企業からお金を受け取るとき、その国が先に天引きする税金のことです。米国株の場合、日本とアメリカの租税条約により、通常は10%になります(2026年10月時点)。
ちなみに、証券口座で「W-8BEN」という書類を提出していないと、税率が上がる場合があります。多くの証券会社では口座開設時に電子手続きで済むので、通常は心配いりません。
NISAと特定口座で手取りはいくら違う?配当1万円で比べてみた



結局、手元に残るのはいくらなの?数字で見たい!



じゃあ、配当が1万円入ったと仮定して比べてみよう!
| NISA口座 | 特定口座(源泉徴収あり) | 特定口座+確定申告で外国税額控除 | |
|---|---|---|---|
| 配当(税引き前) | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| アメリカで引かれる税金 | 約1,000円(10%) | 約1,000円(10%) | 約1,000円(10%) |
| 日本で引かれる税金 | 0円 | 約1,828円(9,000円×20.315%) | 約1,031円(控除後) |
| 手取りの目安 | 約9,000円 | 約7,172円 | 約7,969円 |
※数字は計算をわかりやすくするための目安です。実際の金額は為替や手続きで変わります(2026年10月時点)。
特定口座(源泉徴収あり)では、アメリカで10%引かれたあとの9,000円に、日本の約20.315%がかかります。そのため、合計では約28%が引かれる計算です。
この重なりを調整してくれるのが外国税額控除(がいこくぜいがくこうじょ)です。確定申告で手続きをすると、日本の税金から、アメリカで引かれた分を差し引けます。
外国税額控除とは?
外国で払った税金を、日本の税金から差し引いてくれる仕組みです。特定口座で受け取った配当は自動では控除されないため、確定申告で手続きするのが一般的です(2026年10月時点)。
つまり特定口座は、何もしないと約28%、確定申告で控除すれば約20.315%に収まるイメージです。
確定申告の具体的なやり方(e-Taxでの入力手順)は、こちらの記事で画面つきで解説しています。
【保存版】米国株の配当金にかかる二重課税とは?外国税額控除で節税する方法を解説!



えっ、じゃあNISAのほうが得なんだよね?10%はもったいないけど…



そう、特定口座(控除なし)と比べると、NISAのほうが1万円あたり約1,800円多く残るよ。ただNISAは、アメリカの10%が戻ってこない点だけ覚えておいてね。
NISAでアメリカの10%は取り戻せない?知っておきたい注意点3つ
1. NISA口座では外国税額控除が使えません
NISAは日本の税金が非課税なので、調整する相手の税金がありません。そのため、アメリカで引かれた10%はそのままです。
2. 「だから特定口座のほうが得」とは限りません
NISAは約10%、特定口座は約28%(控除すれば約20.315%)です。税金の合計は、NISAのほうが少ないのが基本です。10%が戻らないことを理由にNISAを避ける必要はありません。
3. 配当を再投資するなら「手取り」で考えましょう
毎年の配当を再投資する場合は、税引き後の金額が実際に使えるお金になります。シミュレーションは、NISAなら手取りの約9割、特定口座なら約7割で考えておくと、予定とのズレが少なくなります。
米国株をNISAで買うなら?始め方のポイント
ここまで読んで、「仕組みはわかったけど、結局どうすればいいの?」と感じた方もいるかもしれません。結論は、まずNISA口座で少額から始めることです。
- 成長投資枠を使えば、米国株や米国ETFをNISAで買えます
- 配当が出たら、手取り約9割で受け取れます
- 1株や数万円からでも、配当の流れを体験できます



買い方って、むずかしくない?



口座開設はスマホで完結するよ。NISAの設定も画面の案内どおりに進めば大丈夫!
米国株をNISAで買うには、まず証券口座が必要です。ぽむ家のメイン口座は楽天証券なので、無料で口座開設できる入口を置いておきます。
米国株の配当は、買ってみないと実感がわきません。NISA口座の開設は無料。まずは楽天証券で口座を作っておくと、思い立った日にすぐ1株買えます。
ぽむ家の実例:配当金から引かれた税金、実際にいくらだった?



うちは実際、どれくらい引かれてるの?



楽天証券の配当金一覧(2025年1月〜12月)で、米国株の受取を口座ごとに見てみたよ。
| 口座 | 配当(税引き前) | 受取金額(税引き後) | 手取りの割合 |
|---|---|---|---|
| NISA成長投資枠 | 263.71米ドル | 237.51米ドル | 約90% |
| 旧NISA | 1,033.59米ドル | 939.46米ドル | 約91% |
| 特定口座 | 917.72米ドル | 659.75米ドル | 約72% |
※楽天証券の配当金・分配金・利金一覧(2025年1月〜12月)の米国株式の数字を、ぽむ家で抜粋したものです。
特定口座では、外国税額として13,454円、国内税額として24,810円が引かれていました。同じ米国株の配当でも、特定口座の手取りは約72%、NISA口座は約9割です。口座によって、手元に残る金額がここまで違います。
正直に言うと、配当が入金されたときは「まだまだ少ないな」と感じました。
まとめ:二重課税は「怖いもの」ではなく「知っておけば十分なもの」
米国株の配当金は、NISAでもアメリカで10%が引かれ、手取りは約9割になります。一方で、日本の税金(約20%)は非課税です。特定口座では、アメリカの10%に加えて日本の約20.315%もかかり、合計約28%になります。確定申告で外国税額控除を使えば、約20.315%まで戻る場合があります。
つまり、「NISAでも10%引かれる」というのは、欠点というより仕組みのひとつです。この点を理解した今なら、少額からでも始められるはずです。
- 手取りの目安は、NISAなら約9割、特定口座なら約7割
- 配当の再投資は、税引き後の金額で考える
- まずは口座を作り、1株だけでも買ってみる



結論は、「NISAでも10%は引かれるけど、それでもNISAのほうが手取りは多い」です。ただし、数字は為替や制度で変わるので、最新情報の確認は大前提です。
配当の高い銘柄を探している方は、こちらもあわせて読んでみてください。
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米国株の配当を実際に受け取るなら、まず口座開設から
ここまで、配当の税金のしくみを見てきました。直近1か月の配当の受取額は、税引き後で約152円と約413米ドルでした。
結局のところ、配当の手取りは、実際に株を持ってはじめて実感できるものです。米国株をNISAで買うには、証券口座が必要です。
NISAの成長投資枠なら、米国株や米国ETFをそのまま買えます。口座開設は無料なので、まずは作っておき、開設したら1株だけでも買ってみましょう。小さな一歩が、配当の流れを自分の目で確かめるいちばんの近道です。
楽天証券なら、無料でNISA口座を開設して、米国株・米国ETFを買えます。税金のしくみを理解した今が、最初の1株を買うタイミングです。
証券会社をじっくり比べたい方は、高配当ETFを買うなら?証券口座おすすめ比較【配当投資家が厳選3選】もどうぞ。
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
よくある質問
Q. NISAなのにアメリカの税金が引かれるのはなぜ?
NISAが非課税にするのは日本の税金だけです。アメリカが配当に課す外国源泉税(通常10%)は、日本の制度とは別のため、NISAでも引かれます。
Q. 引かれた10%は確定申告で取り戻せますか?
NISA口座で受け取った配当の場合、外国税額控除は使えず、取り戻すことは基本的にできません。特定口座で受け取った配当は自動では控除されないため、確定申告で外国税額控除を手続きすると、一部を取り戻せる場合があります(2026年10月時点)。手順は、【保存版】米国株の配当金にかかる二重課税とは?外国税額控除で節税する方法を解説!で解説しています。











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