SPYDは配当利回りが高く、米国高配当株として大人気のETFです。今回はSPYDの基本データとSPYDに関連するリベ大の動画を2本紹介しようと思います。
【導入】ETFってなに?
ETFは、Exchange Traded Fundの略で、日本語では上場投資信託と言います。
運用の専門家(運用会社)が、投資家の代わりに運用を行ってくれる点は通常の投資信託と変わりませんが、ETFは株式取引のようにリアルタイムで売買取引をすることができます。
SPYDはどんなETF?
SPYDの基本情報
運用会社:ステート・ストリート社
基準通貨:USD
設定日:2015年10月21日
組み入れ銘柄数:79
ベンチマーク:S&P 500 High Dividend Index
経費率:0.07%
SPYDは、S&P 500の構成銘柄のなかで、配当利回り上位約80銘柄を集めたETFになります。
設定日は2015年とまだ年月があまり経っていない新しいETFになりますが、世界三大運用会社である米国のステート・ストリート社による運営で、日本では絶大な人気を誇っています。
SBI証券の統計による、2021年12月末時点で保有者数が多かった銘柄順位ではSPYDが米国ETFの中で第一位になってます。
他にも、2021年に米国株式・ETF定期買付サービスでの買付口座数が多かった銘柄順、2021年にNISA預りで買付口座数が多かった銘柄順でも第一位になってます。
SPYDの配当利回り
配当利回りは3.69%(2022年6月14日現在楽天証券にて確認)で、高配当株ETFの中でもかなり高い水準となっています。
SPYDの配当金は2年連続で減少しており、SPYDに限らずですが、コロナ禍で分配金が不安定になっております。年間2回の銘柄入れ替えを行うので配当金も減ったり、増えたり頻繁に起こり得ます。
コロナショック後も株価も早いペースで戻り、インデックスとしても期待できるETFです。
SPYDは3月、6月、9月、12月の4半期毎に分配金があります。
SPYDに投資するメリット
・配当利回りの平均は3%台後半で、高配当株ETFのなかでもなかなかの高水準
さらにETFとしても、評価が高く歴史としては浅いものの、データをとると30年間はS&P500よりも良い成績を残しています。
・定期的な銘柄の入れ替えにより、大きく減配した銘柄は削除
2年に1度、組み入れ銘柄を選抜しているので、新陳代謝のあるETFになります。
・経費率も0.07%と低く、低コストでありつつ高い利回り
高い利回りを得られるといわれると、なにか怪しいと思えるようにしておきましょう。
怪しいというと、経費率などの維持コストやたこ足配当(配当はもらえるけど、株価がさがる)など注意しましょう。
しかし、SPYDは維持コストもやすく、株価の成長も期待できるので、いいことずくめです。
SPYDの基本情報や投資タイミングなどはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
SPYDについてのリベ大関連動画2本
第66回【高配当ETF】高配当株マニアがSPYDに投資している7つの理由【株式投資編】
00:45 学長が買っている米国株は「SPYD」(結論)
引用:第66回【高配当ETF】高配当株マニアがSPYDに投資している7つの理由【株式投資編】
01:48 【高配当株ETF】SPYDとは
02:31 ①配当利回りが高い
04:18 ②高いトータルリターンが期待できる(S&P500)
06:27 ③右肩上がりの分配金推移を期待できる
08:28 ④分散が効いている
10:21 ⑤HDVとの相性がいい
11:54 ⑥経費率が激安(年間コスト0.07%)
13:24 ⑦ステートストリートが運用している
14:54 SPYDの買い方
17:28 まとめ
SPYDについて細かく紹介されています。実際に僕もSPYDについてはかなり大きい割合で投資しております。
第211回【知っておくとトク】SPYD大減配騒動に学ぶ、ETFの超基本と投資の心構え3選【初心者向け】【株式投資編】
00:20 今日の話題:SPYD大減配騒動に学ぶ、ETFの超基本と投資の心構え3選を解説
引用:第211回【知っておくとトク】SPYD大減配騒動に学ぶ、ETFの超基本と投資の心構え3選【初心者向け】【株式投資編】
01:51 SPYD、大減配していません
05:41 ETFの超基本「タコ足配当はできません」
10:41 └疑問①:じゃあ、銘柄入れ替えで確定する「利益」「損失」はどこに行くんだ
11:03 └疑問②:なぜ、SPYDの分配金は四半期であんなにブレるのか
12:21 大減配騒動に学ぶべきこと3選
12:36 └① 何もかも正しく発信できる人はいない
13:49 └② 自分が理解できるものに投資する
15:24 └③ 勘違い・ミスは当たり前、乗り越えるたび強くなる
17:54 まとめ:情報に惑わされず、自分にとって心地よい投資をしよう!
2021年の冬のSPYDの配当金がぐっと少なくなりました。
そこでSPYD大減配騒動が起き、話題が膨らんだことがあります。
しかし、結論から言えば、SPYDは四半期ごとの配当で、四半期合わせると、大減配ではなくて微減なのです。
動画に紹介されている通り、大きい情報に惑わされず、自分自身で細かく調べるクセをつけるように心がけましょう。
時に情報の威力は脅威なほどに大きいものになるので、噂や記事の見出しに惑わされそうになることもあります。
記事の見出しはお客さんがどうすれば食いつくか、目にとめてくれるのか考えてつけているので、そういうもんと理解していただければよいかと思います。
正しく理解して、自分自身にとって心地よい運用をしましょう。
逆に理解できないものには、暴落が起きても理解できなかったりするので、投資しないほうが良いです。
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