米国株やETFの配当金がドルで届いたとき、「このドル、どこに置いておけばいいんだろう?」と迷ったことはありませんか。
証券口座にドルのまま置いておくだけでは、利息はほとんどつきません。
そこで候補になるのが「米ドルMMF」です。
今回は、米ドルMMFのしくみやメリット・注意点を、米国株の配当を受け取っている方に向けて、わかりやすく解説していきます。



こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- 米国株・ETFの配当金をドルのまま受け取っている方
- 「米ドルMMFって何?」と名前だけ聞いたことがある方
- 次の買付まで、ドルを少しでも効率よく置いておきたい方



配当金がドルで入ってくるのはいいけど、そのまま口座に置いておいて大丈夫なの?



置いておくだけでも問題はないよ。でも「待っている間もちょっと増える場所」があるんだ。それが米ドルMMFだよ!
- 米ドルMMFは、安全性の高い短期の債券などで運用する、ドル建ての投資信託
- 楽天証券の米ドルMMFは1ドル以上・手数料無料で買えて、配当金を自動で米ドルMMFに入れる設定もできる(2026年10月時点)
- ただし元本保証ではなく、NISAの対象外。為替の影響も受けるので「ドルの待機場所」として使うのがコツ
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
米ドルMMFってどんな商品?まず基本を押さえよう



そもそもMMFってなに?聞いたことはあるけど…



ざっくり言うと「ドルの普通預金より利回りがいい、お財布みたいな投資信託」だよ。株みたいに大きく値動きするものじゃないんだ。
MMF(マネー・マネージメント・ファンド)とは、短期の国債やコマーシャルペーパーなどで運用する投資信託のことです。
コマーシャルペーパーとは、企業が短い期間お金を借りるときに発行する証券のことです。
米ドルMMFは、このMMFをドルで運用する商品です。
毎日の運用成果が分配として積み上がり、毎月末にまとめて再投資されます。
つまり、置いておくだけで少しずつ口数が増えていくしくみです。
利回りはどれくらい?
米ドルMMFの利回りは、アメリカの短期金利に連動して動きます。
たとえばゴールドマン・サックス米ドルファンドの直近7日間平均利回りは、年3.397%(税引き前)でした(2026年10月26日時点)。
ドルの普通預金にくらべると、待機資金の置き場所としては十分な水準といえます。
ただし、アメリカが利下げをすれば利回りも下がります。
| 項目 | 内容(楽天・米ドルMMFの場合) |
|---|---|
| 運用先 | 短期の米国債などの短期金融商品 |
| 最低購入額 | 1米ドル以上 |
| 買付・換金手数料 | 無料 |
| 円で買う場合のコスト | 1ドルあたり25銭の為替スプレッド |
| 分配のしくみ | 毎日計算・毎月末に再投資 |
| NISA | 対象外(特定口座・一般口座で保有) |
※2026年10月時点の楽天証券の商品ページをもとに作成。楽天証券ではほかに「GS米ドルファンド」「日興USドルMMF」も買えます(最低10ドル以上)。
米ドルMMFのメリット3つ



利回りがつくのはわかったけど、ほかにいいところはあるの?



米国株の配当を受け取っている人には、特に相性がいいんだ。ポイントは3つだよ!
1. 少額から手数料無料で買える
楽天・米ドルMMFは1ドルから買えます。
買付・換金の手数料もかかりません。
四半期ごとに届く数十ドルの配当金でも、そのまま入れられるのが便利なところです。
2. 配当金を自動で米ドルMMFに入れられる
楽天証券では、米国株の配当金の受取方法を「外貨建MMFで受取り」に設定できます。
設定しておくと、配当金が入るたびに楽天・米ドルMMFを自動で買付してくれます(自動買付の手数料は無料)。
ドルが口座に眠ったままになるのを防げます。
3. ドルのまま次の買付に回せる
米ドルMMFは、売ればドルのまま戻ってきます。
円に戻さずに次の米国株・ETFの買付に使えるので、両替のたびにかかる為替コストをおさえられます。
円安のいまは、ぽむ家もほとんど外貨決済で米国株を買っています。
ドルで買う人ほど、ドルの置き場所を考える意味が大きくなります。
あわせて読みたい:【米国株の為替手数料】円貨決済と外貨決済はどっちが得?楽天証券で買う前に知りたいコストの話
米ドルMMFが向いている人
- 米国株・ETFの配当金をドルで受け取っている人
- 円安・円高にあわせて、ドルで買う時期を選びたい人
- 次の買付までの待機資金を、少しでも働かせたい人
米ドルMMFを使うには、外国株式やMMFを買える証券口座が必要です。
楽天証券なら、配当金の受取先を「外貨建MMF」に変えるだけで、自動で積み上げていけます。
買う前に知っておきたい注意点3つ



でも「投資信託」なんだよね?減ることもあるの??



ドルの金額としては大きく減りにくい商品だけど、元本保証ではないんだ。あと、円で見ると為替で増えたり減ったりするよ。
1. 元本保証ではない
米ドルMMFは安全性の高い資産で運用しますが、預金ではありません。
元本が保証された商品ではないことは、必ず押さえておきましょう。
2. 為替の影響を受ける
ドル建てなので、円に戻すときは為替レートの影響を受けます。
円高になると、円換算の金額は目減りします。
米ドルMMFは「円を増やす商品」ではなく、ドルを置いておく場所と考えるのが自然です。
あわせて読みたい:【円高と配当金】米国株の配当は減る?為替の影響と家計の備え方3つ
3. NISAでは買えず、税金がかかる
米ドルMMFは、NISAの対象外です(2026年10月時点)。
分配金には20.315%の税金がかかり、源泉徴収されます。
円に戻したときの為替差益も課税の対象です。
特定口座(源泉徴収あり)で持てば、確定申告は原則不要になります。
| 注意点 | ポイント |
|---|---|
| 元本 | 保証なし(預金ではない) |
| 為替 | 円に戻すときに円高だと目減り |
| 税金 | 分配金・為替差益ともに20.315% |
| 利回り | アメリカが利下げすると下がる |
高配当株・ETFと米ドルMMF、どう使い分ける?



利回り3%ちょっとなら、高配当ETFを買ったほうがよくない?



役割がちがうんだよ。高配当ETFは「長く持って育てる主役」、米ドルMMFは「次に買うまでの待機場所」なんだ。
高配当ETFは株価が動く分、長い目で見て値上がりと配当の両方をねらえます。
一方の米ドルMMFは、値動きが小さいかわりに大きくは増えません。
主役を米ドルMMFにすると資産の伸びは小さめになりがちです。
| 高配当ETF(VYM・SPYDなど) | 米ドルMMF | |
|---|---|---|
| 役割 | 長期で育てる主役 | 次の買付までの待機場所 |
| 値動き | 大きい | 小さい |
| NISA | 成長投資枠で買える | 対象外 |
| 向いている使い方 | 毎月・毎週の積立 | 配当や余ったドルの一時置き |
あわせて読みたい:【配当金】再投資と受け取りどっちが正解?初心者向けにやさしく解説
ぽむ家は米ドルMMFをどう使っている?



うちは配当金ってどうしてるんだっけ?



サイドFIREまでは複利優先だから、全部再投資に回しているよ。買うまでのドルは、MMFに置いておくこともあるんだ。
ぽむ家のメイン口座は楽天証券です。
毎週JEPQとSPYDを2株ずつ買い、分配金は使わず全額再投資に回しています。
円安のいまは、米国株はほとんど外貨決済で買っています。
ぽむ家も、米ドルMMFを少しだけ保有しています。
楽天証券の配当金の受取方法も「外貨建MMFで受取り」に設定しています。
ただ、ドルのまま置いておくこともあります。
意識したときにMMFへ移している、というのが正直なところです。



じゃあ、MMFはどんな位置づけなの?



ドルを「いったん保管する場所」として使うべきだと思っているよ。主役はあくまで高配当ETFだね。
まとめ:米ドルMMFは「ドルの待機場所」として使うのが正解
米ドルMMFは、米国株・ETFの配当をドルで受け取る人にとって便利な待機場所です。
最後に、ポイントをおさらいします。
- 米ドルMMFは短期の債券などで運用するドル建ての投資信託
- 楽天証券なら1ドルから・手数料無料で、配当金の自動買付もできる
- 元本保証なし・NISA対象外・為替の影響あり
- 主役は高配当ETF、米ドルMMFは次の買付までの置き場所として使う
まずは高配当ETFを1株買って、配当金がドルで届く体験をしてみてください。
届いたドルの置き場所として米ドルMMFを使えば、配当が眠らず働き続ける流れができます。



結論は「米ドルMMFは主役ではなく、ドルの待機場所として使うと便利」です。ただし、元本保証ではなくNISAも使えないことが大前提です。
米ドルMMFも高配当ETFも、楽天証券なら1つの口座でそろう
ぽむ家も楽天証券で、配当金を米ドルMMFで受け取る設定にしています。
楽天証券なら、VYM・SPYD・JEPQなどの高配当ETFを1株から買えます。
さらに、届いた配当金を米ドルMMFで自動で受け取る設定もできます。
まずは口座を開いて、1株だけでも買ってみるのがおすすめです。
配当がドルで届く体験をすると、米ドルMMFの便利さも実感しやすくなります。
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
よくある質問
米ドルMMFはいくらから買えますか?
楽天・米ドルMMFは1米ドル以上から買えます(2026年10月時点)。GS米ドルファンドと日興USドルMMFは10米ドル以上からです。
米ドルMMFはNISAで買えますか?
いいえ、NISAの対象外です(2026年10月時点)。特定口座か一般口座で保有し、分配金には20.315%の税金がかかります。
米ドルMMFで元本割れすることはありますか?
安全性の高い資産で運用しますが、元本保証ではありません。また、円に戻すときに円高になっていると、円換算では目減りします。
高配当ETFを買う証券口座で迷っている方は、こちらの記事で比較しています。
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