毎月の分配金が12%台と聞くと、「SPYIって本当に大丈夫なの?」「SPYDとは何が違うの?」と気になりますよね。JEPQやSPYDを調べているうちに、SPYIという名前を目にした方も多いと思います。
今回は、S&P500で高い分配金を狙えるETF「SPYI」について、仕組み・リスク・SPYDとの違いを、投資初心者の方にもわかりやすく解説していきます。



こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- SPYIの分配金の高さが気になっているけれど、仕組みが分からず不安な方
- SPYDやJEPQとSPYIで、どれを買うか迷っている方
- 楽天証券でSPYIを買う流れを知りたい方



SPYIって利回りが12%もあるんでしょ?それって怪しくないの?



高い理由はちゃんとあるよ。ただ、高い分だけ「あきらめるもの」もあるんだ。そこを一緒に見ていこう!
- SPYIはS&P500を持ちながらオプションを売って、毎月高い分配金を狙うETFです
- 分配金は高い一方、値上がりしにくく、分配金も毎月ぶれる点に注意が必要です
- 安定した配当が欲しいならSPYD、毎月の分配金を厚くしたいならSPYI、と役割を分けて考えるのがおすすめです
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
SPYIってどんなETF?まず基本を押さえよう
SPYIは、アメリカの運用会社NEOS(ネオス)が2022年に設定したETFです。正式名称は「NEOS S&P 500 High Income ETF」といいます。ETFとは、株のようにいつでも売り買いできる投資信託のことです。
SPYIの基本情報は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | NEOS(アメリカ) |
| 設定日 | 2022年8月29日 |
| 投資対象 | S&P500の構成銘柄+オプション取引 |
| 分配金の頻度 | 毎月 |
| 経費率 | 年0.68% |
| 分配金利回り | 12.21%(2026年9月末時点) |
| 純資産総額 | 約125億ドル(2026年10月19日時点) |
出典はNEOSの公式ページです。数値は日々変わるため、買う前に最新の情報をご確認ください。
表のとおり、分配金利回りは12%台と高水準です。ただし、利回りは「過去の分配金をもとにした数字」で、将来も続く保証はありません。
分配金が高い理由は?カバードコールの仕組み



利回りが高いのは、なんでなの?魔法みたいだけど…



魔法じゃなくて、「将来の値上がりを少し売る」代わりにお金をもらう仕組みなんだよ。
この仕組みを「カバードコール戦略」といいます。持っている株の「将来の値上がり分」を売る約束をして、その代金(プレミアム)を受け取る手法です。
イメージとしては、「持っている株の値上がり益の一部を前もって現金化している」と考えると分かりやすいです。
| 相場の状況 | カバードコールの効果 |
|---|---|
| 横ばい・ゆるやかな上昇 | プレミアムが入り、分配金が厚くなる |
| 急上昇 | 値上がり分を売っているため、上昇に追いつけない |
| 下落 | プレミアムが少しクッションになるが、下落は避けられない |
SPYIはこの戦略に、S&P500の指数オプションを使っています。NEOSによると、買うオプションも組み合わせて、上がる場面にも一部ついていける設計とのことです。
ただし、急上昇する相場では、S&P500そのものに負ける可能性が高いことは覚えておきましょう。
SPYDとの違いは?分配金のもとが全然ちがう



ぽむはSPYDをたくさん持ってるよね?SPYIとは何が違うの?



いちばんの違いは「分配金のもと」だよ。SPYDは会社が払う配当、SPYIはオプションのプレミアムが中心なんだ。
SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株ETF)は、S&P500の中から配当利回りが高い銘柄を集めたETFです。
| 項目 | SPYI | SPYD |
|---|---|---|
| 分配金のもと | オプションのプレミアム+配当 | 企業の配当 |
| 分配金の頻度 | 毎月 | 年4回 |
| 経費率 | 年0.68% | 年0.07% |
| 分配金利回り | 12.21%(2026年9月末) | 4.41%(2026年10月19日) |
| 組み入れ | S&P500全体+オプション | 高配当の約78銘柄 |
| 新NISA(成長投資枠) | 対象外 | 対象(ぽむ家も利用) |
| 値上がりの期待 | 限られる | SPYIよりは残りやすい |
SPYDの数値は運用会社SSGAの公式ページによるもので、利回りは直近1年間の分配金をもとにしています。
つまり、SPYIは「毎月の分配金の多さ」、SPYDは「経費の安さと配当の質」が持ち味です。経費率はSPYIが約10倍高い点も、長く持つほど効いてきます。
SPYIを買うには、証券口座が必要です。ぽむ家が使っている楽天証券なら、ネットで無料で口座を作って、SPYIのような米国ETFを1株から買えます。
買う前に知っておきたいリスク3つ
1. 値上がりが限られ、元本が目減りすることもある
分配金が多くても、ETFの価格(基準価額)が下がれば意味がありません。分配金の多さ=トータルで得、とは限りません。
「分配金+値上がり益」を合わせた、トータルのリターンで考えることが大切です。
2. 毎月の分配金は一定ではない
オプションのプレミアムは、相場の動きによって増減します。そのため、毎月の分配金は、同じ額が届くとは限りません。
「毎月◯万円もらえる」と決めつけた家計の計画は、避けたほうが安心です。
3. 税金や為替の影響がある
アメリカのETFなので、分配金からはアメリカの税金が引かれ、円に換えるときの為替でも手取りが変わります。
米国で10%の税金が引かれたあと、その残りの金額に日本で課税されます(楽天証券の案内による)。特定口座なら、国内の税率は20.315%です。NISAで買えない分、特定口座だと税金がかかる点も押さえておきましょう。
米国と日本で二重にかかった分は、確定申告の「外国税額控除」で一部を取り戻せる場合があります。
SPYIが向いている人・向いていない人
SPYIだけに全部を入れるのではなく、メインの土台は別に持ち、SPYIは「分配金を厚くする役」として少額から使うのがおすすめです。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 毎月の分配金を厚くしたい人 | 値上がり益をしっかり狙いたい人 |
| S&P500の分散を土台にしたい人 | 経費率の低さを最優先する人 |
| 分配金のぶれを許容できる人 | 毎月同じ額の収入が必要な人 |
ぽむ家の場合:SPYDとJEPQを毎週積立しています
ぽむ家のメインの口座は楽天証券です。投資の軸は高配当ETFで、毎週、JEPQを2株・SPYDを2株ずつ買い付けています。
保有株数は、2026年10月時点でSPYDが556株、JEPQが156株です。分配金は現金で受け取らず、サイドFIREまでは全額を再投資に回しています。
JEPQもカバードコール型のETFなので、SPYIとは「オプションで分配金を厚くする」という考え方が近いです。
SPYIは2022年設定とまだ新しいETFなので、値動き(チャート)は要注目だと考えています。カバードコール戦略のため値上がり益は少なく、値下がりに弱い点にも注意が必要です。
そのため、ぽむ家ではSPYIはいまは様子見で、JEPQで十分と考えています。
SPYIの買い方:楽天証券なら3ステップ
SPYIは、楽天証券で2026年2月4日から取り扱いが始まりました。ぽむ家が使っている楽天証券で、買い方を見ていきましょう。
ステップ1:楽天証券で口座を開く
まだ口座がない方は、まず口座開設が必要です。ネットで申し込めて、口座の開設自体は無料です。
ステップ2:外国株の取引を始める設定をする
米国ETFを買うには「外国株式取引」の設定が必要です。口座の画面から、案内に沿って進めましょう。
ステップ3:「SPYI」で検索して買う
銘柄名の欄に「SPYI」と入れて検索し、数量を決めて注文します。SPYIはNISAの対象外のため、特定口座で買う前提で考えましょう(次のFAQを参照)。
楽天証券の米国株の売買手数料は、約定代金の0.495%(上限22米ドル)です(2026年2月時点)。
決済は円貨と外貨のどちらも選べます。為替手数料が気になる方は、事前に確認しておくと安心です。
まとめ:SPYIは「分配金を厚くする役」として少額から
SPYIは、S&P500を土台に、オプションで毎月の分配金を厚くするETFです。その代わり、値上がりは限られ、経費率もSPYDより高めです。
SPYIは、こんな人におすすめです。
- 毎月の分配金を増やしたい人
- すでに土台となるETFを持っている人
- 分配金のぶれに慣れている人
理解した今なら、少額から始められます。まずは口座を作って、気になる高配当ETFを1株だけ買ってみる。それだけでも「分配金が届く体験」ができますよ。



結論は、SPYIは「毎月の分配金を厚くしたい人」の選択肢の1つです。ただし、値上がり益は少なく、値下がりに弱い点が大前提です。ぽむ家はいまは様子見で、JEPQで十分と考えています。
ぽむ家は楽天証券で、毎週JEPQを2株、SPYDを2株ずつ買い付けています。SPYIをはじめ気になる高配当ETFは、まず口座を作って、1株だけでも買ってみましょう。「分配金が届く体験」が、投資を続ける力になりますよ。
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
よくある質問
Q. SPYIの分配金は毎月もらえますか?
はい、SPYIの分配頻度は毎月です(2026年10月時点)。ただし金額は毎月一定ではなく、相場によって変わります。
Q. SPYIとJEPQは、どちらを買うべきですか?
どちらもオプションを使って分配金を厚くするETFです。ナスダック100が土台のJEPQは値動きが大きめ、S&P500が土台のSPYIは分散が広めです。好みと組み合わせで考えましょう。
Q. SPYIは新NISAで買えますか?
いいえ、SPYIは新NISAの成長投資枠の対象外です(2026年10月時点)。楽天証券のSPYI取扱開始のお知らせでも、成長投資枠の欄は対象外の表示です。毎月分配型や、オプションを使う商品が対象外とされているためで、同じ仕組みのJEPQもNISAでは買えません。特定口座で買うことになります。











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