株式投資を始めると、たくさんの専門用語に出会います。株の取引を行う際には、理解しておくべき重要な用語がいくつかあります。この記事では、株式投資において必須の用語を20個選び、わかりやすく解説していきます。株の現物取引に集中して学びたい方向けに、信用取引に関連する言葉は除外しています。
我が家では、収支の最適化を行い、経済的自由な状態(当面の目標はその中間地点であるサイドFIRE)に近づくために資産を買って貯蓄力を上げていってます。その中でも、我が家は株式投資に力を入れてます。
株の投資を始めてみてるんだけど、全然用語がわかんないんだよねー
今回は株式投資を始めたい方やすでに始めているけどもっと理解を深めたい方に向けて、よく出る用語や覚えておいた方が良い用語を解説していくよ!
これから株式投資を始める人も、すでに始めている人も、用語の理解を深めていきましょう^^
- 株式投資で重要な基礎用語
【初心者必見】株式投資で押さえるべき20の重要用語解説
1. 株式
株式とは、企業が資金調達のために発行する証券のことです。株式を購入することで、その企業のオーナーの一部としての権利を持つことになります。株式を持つことで、株主となり、配当金を受け取ったり、株主総会で議決権を行使できる場合があります。
日本だと国内株式、アメリカだと米国株式と言ったりします。
2. 株式市場
株式市場とは、株式が売買される場所のことです。東京証券取引所などが代表的で、米国ではニューヨーク証券取引所(NYSE)やNASDAQがあります。東京証券取引所にはプライム市場、スタンダード市場、グロース市場が存在し、各市場において企業規模や株価の動きなどの違いがあります。
日本の売買立会時間は、午前立会(通称、前場と呼ばれています。)と午後立会(通称、後場と呼ばれています。)に分けられ、その売買立会時は、午前立会は9時から11時30分まで、午後立会は12時30分から15時までとなっています。(2024年9月24日現在)
3. 株価
株価とは、株式市場で取引される株式の1株当たりの価格のことです。株価は需要と供給の関係によって変動し、企業の業績や経済情勢、投資家の心理などさまざまな要因の影響を受けます。
4. チャート
チャートとは、株価の動きをグラフで表したものです。1日、1週間、1ヶ月といった期間の株価をグラフ化して見やすくしたもので、株価だけ見ても安いのか高いのか判断しずらかったりします。
5. 株価指数
株価指数とは、複数の銘柄の株価を基に算出された指標で、市場全体の動向を把握するために使われます。代表的なものに日経平均株価やダウ平均株価があります。
6. 配当金
配当金とは、企業が利益の一部を株主に分配するものです。株主は企業の株式を所有することで、配当金を受け取ることができます。配当利回り(年間配当金÷株価)は株式投資を検討する際の重要な指標の1つとなります。一般的に、定期的に現金で支払われますが、業績により支払われないこともあります。
7. 配当利回り
配当利回りは、株価に対する年間配当金の割合を示します。
例えば、株価が1,000円で年間配当金が50円の場合、配当利回りは5%(50÷1,000×100)となります。
8. 利回り
利回りとは、投資した資金に対する利益の割合を示します。配当利回りや株価の値上がり益などがこれに含まれます。利回りが高い銘柄は、投資家にとって魅力的です。
9. 株主優待
株主優待とは、企業が株主に対して自社製品やサービスなどを提供する特典制度です。長期保有するインセンティブとして活用されています。
株主優待目当ての投資も人気がありますが、あくまでも投資判断の付加的な要素として考えても良いかもしれません。
10. 時価総額
時価総額とは、企業の株価に発行済み株式数を掛けたもので、企業の規模を示す指標の一つです。企業価値を知るための目安として利用されることが多いです。例えば、発行済株式数が100万株で株価が1,000円の場合、時価総額は10億円となります。
時価総額の大きい企業は一般的に安定性が高いとされますが、必ずしも投資価値が高いとは限りません。
11. 分散投資
分散投資とは、リスクを軽減するために、複数の銘柄に資金を分けて投資する方法です。一つの銘柄に集中投資すると、その銘柄のリスクをすべて背負うことになるため、分散してリスクを低減させることが推奨されます。
12. PER(株価収益率)
PER(Price Earnings Ratio)は、株価が利益の何倍で取引されているかを示す指標です。
株価を1株当たりの純利益で割った値のことです。例えば、株価が1,000円で1株当たりの純利益が50円の場合、PERは20倍(1,000÷50)となります。
一般的に、PERが低いほど株価が割安、高いほど株価が割高と判断されますが、業種や成長性によって適正なPERは異なります。
13. PBR(株価純資産倍率)
PBR(Price Book-value Ratio)は、株価が企業の純資産の何倍で取引されているかを示す指標です。PBRが1倍を下回る場合、その企業の株式は「割安」と判断されることがあります。
株価を1株当たりの純資産で割った値です。一般的にPBRが1.0を下回る場合、その企業の株価が理論上の解散価値を下回っていることを示します。1.0〜1.5程度であれば適正と言われています。
ただし、PBRだけで投資判断をするのは危険です。企業の成長性や収益性も合わせて検討することが大事です。
14. EPS(一株当たり利益)
EPS(Earnings Per Share)は、企業の利益を発行済み株式数で割ったもので、1株あたりのどれだけ利益があるかを示します。この数値が高いほど、企業は利益を効率的に上げていると評価されます。
15. ROE(自己資本利益率)
ROE(Return On Equity)は自己資本利益率とも呼ばれ、企業が自己資本(株主資本)をどれだけ効率的に活用して利益を生み出しているかを示す指標です。ROEが高いほど、効率よく利益を生み出していると言えます。
一般的に、ROEが10%以上あれば優良企業とされることが多いですが、業種によって適正値は異なります。
16. 売買手数料
株式の売買を行う際に、証券会社に支払う手数料です。証券会社によって手数料体系が異なるため、どの証券会社を選ぶかでコストが変わってきます。
→おすすめのネット証券会社は後日アップします。
17. 成行注文
成行注文とは、価格指定をせずに市場で最も有利な価格で即座に取引を行う注文方式です。価格にこだわらず、即座に売買を成立させたい時に使われます。
素早く取引できるメリットがありますが、市場の状況によっては予想外の価格で約定するリスクもあります。
18. 指値注文
指値注文は、指定した価格で売買を行う注文方式です。指定した価格に到達しない限り、取引は成立しません。希望する価格で確実に取引したい場合に有効です。
例えば、現在1,000円の株を980円で買う注文や、1,020円で売る注文を出すことができます。指定した価格になるまで待つ必要がありますが、希望の価格で取引できるメリットがあります。
19. NISA(少額投資非課税制度)
NISAは、少額投資に対する税制優遇制度で、一定の金額までの投資に対して利益にかかる税金が非課税となります。現物取引を行う投資家には非常に有利な制度です。
→NISAについては後日アップします。
20. IPO(新規公開株)
IPO(Initial Public Offering)は、企業が株式を初めて市場に公開することです。IPO銘柄は初値が上昇することが多いため、短期的な利益を狙う投資家に人気です。
まとめ:株式投資に関わる用語を覚えて理解を深めよう
株式投資で利益を上げるためには、単に注目の株を買うだけでなく、これらの重要な用語を理解しておくことが大切です。株式投資を行う際には、企業分析やリスク管理が必要不可欠であり、この記事で紹介した用語、指標を参考にして正しい判断を下すために役立ててください。
株式投資でのおすすめ銘柄等の情報は発信していきますが、投資自体は本人が行うものですので、自分に合った投資スタイルを見つけていってください。
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本ブログは投資助言ではありません。
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