円安や円高という言葉は、ニュースや経済の話題で頻繁に耳にするものですが、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか?この記事では、円安・円高の基本的な考え方をわかりやすく解説するとともに、円安が生活費や家計に与える具体的な影響について詳しく見ていきます。
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この記事はこのような人におすすめ!
- 「円高」「円安」がどのような影響を生活に及ぼすのか知りたい方。
- 「円安と円高どっちがいい??」と思っている方。
- 「円安に対する備えってどうすればいい?」と気になる方。
ニュースで円安や円高についてよくやってるけど、自分で説明するまでは理解できてないな
円安になると輸入品が高くなるって言うのはよく聞くよね
仕組みは知らないけど、それは耳で覚えていることだね!
どんな仕組みで円高・円安になるのか解説するとともに、今回は特に円安のメリット・デメリットと日常生活にどんな影響を及ぼすのか説明していきます。
円安・円高とは
- 日本円の価値が他国の通貨に対して変動して、日本円が高いか安いかということが円安・円高を指します。
円安・円高のメリット・デメリット
- 円安のメリット:輸出企業の利益増加/観光業の活性化/外貨建ての好況
円安のデメリット:輸入コストの増加/生活コストの上昇 - 円高のメリット:輸入コストの減少/海外旅行や留学が割安に
円高のメリット:輸出企業の収益減少/インバウンド需要の減少
円安が私たちの生活に与える影響とその対策
- 円安が生活に与える影響:生活必需品や食料品(輸入品)の値上げ/海外旅行の費用増加/ガソリン価格への影響
- 円安時の対策:節約・コスト管理/食料はできるだけ国産品の活用する/資産運用の工夫
円安が発生する主な理由
- 海外の金利と日本の金利の差/貿易収支/投資家心理
円安・円高とは?
円安・円高とは
日本円の価値が他国の通貨に対して変動して、日本円が高いか安いかということが円安・円高を指します。
(例)
1ドル=100円から1ドル=120円になると円の価値が下がり、これを「円安になった」と言います。逆に1ドル=80円になると円の価値が上がり、「円高になった」となります。
円やドルの交換は1ドル=100円のような為替レートで表します。
この円の価値の変動は、私たちが海外旅行をする際の費用や、輸入品の価格、さらには国内の物価にも大きく影響を与えます。
円安・円高のメリット・デメリット
円安のメリット・デメリット
- 輸出企業の利益増加:海外で製品を販売している日本企業は、円安により売上を円換算した際の利益が増えます。
- 観光業の活性化:円安によって日本を訪れる外国人観光客が増え、国内の観光業や小売業の売上が向上します。
- 外貨建ての好況:外貨建て(ドル建てなど)の資産価値も高くなる
- 輸入コストの増加:原材料やエネルギーを輸入している企業は、円安により仕入れコストが上がり、価格転嫁や利益圧迫のリスクが生じます。
- 生活コストの上昇:食品やガソリンなど輸入品が値上がりするため、消費者の生活費負担が増えます。
消費者目線だと、日本は輸入コストが上がってしまい、原材料や食材等の価格が高騰してしまい生活費の圧迫にもつながってしまいます。
円高のメリット・デメリット
- 輸入コストの減少:原油や食料品などの輸入コストが下がり、企業や消費者の負担が軽減されます。
- 海外旅行や留学が割安に:円高により円の価値が高まるため、海外旅行や留学費用が抑えられます。
- 輸出企業の収益減少:海外売上を円に換算する際の利益が減少するため、輸出依存度の高い企業の業績が悪化しやすくなります。日本製品の国際的な競争力が低下します。
- インバウンド需要の減少:円高になると、海外からの訪日観光客が減少し、観光業に影響が出やすくなります。
消費者目線だと、輸入品が安くなり、海外旅行が安くなって行きやすくなるのはとても嬉しいですね
円安が私たちの生活に与える影響とその対策
円安が私たちの生活に与える影響
円安が進むと、私たちの生活には以下のような影響が生じます。
円安が生活に与える影響
- 生活必需品や食料品(輸入品)の値上げ
- 海外旅行の費用増加
- ガソリン価格への影響
1. 生活必需品や食料品(輸入品)の値上げ
円安の最も直接的な影響は、輸入品の価格上昇です。
日本が輸入に頼っている生活に関わる主な商品
- 電化製品
- 食品(小麦、大豆、コーヒー、果物、輸入肉など)
- 日用品(プラスチック製品など)
日本は食料やエネルギーなど、多くを海外から輸入しています。円安になると、これらの輸入品の価格が上昇し、私たちが普段購入する食料品や日用品の価格にも影響が出てきます。これらの商品は値段が大きく変動する可能性があります。
2. 海外旅行の費用増加
海外旅行好きな方は要注意です!
海外旅行にかかる主な費用
- 宿泊費
- 食事代
- 観光・レジャー・アクティビティにかかる費用
- 交通費
- お土産代
海外旅行を計画する場合、これらすべてが円安によって高くなります。例えば、円安の際に1ドル120円であれば、1ドル100円の時と比べて、現地での買い物や食事の費用が割高になるため、同じ金額でも日本円の支出が増える結果となります。
3. ガソリン価格への影響
原油は米ドル建てで取引されるため、円安は直接ガソリン価格に影響します。
1リットルあたり数円〜10円程度の値上がりが珍しくありません。
円安時の生活における対策
円安時の生活における対策
- 節約・コスト管理
- 食料はできるだけ国産品の活用する
- 資産運用の工夫
1. 節約・コスト管理
生活費が増加しやすいため、特に輸入品やエネルギー消費の多い項目(食費、光熱費)で節約を心がけることが重要です。固定費の見直し等で出費を抑えましょう。円安時だけでなく将来的にも家計に貢献することができるので、固定費の削減はおすすめの行動です。
固定費の見直しは行動するだけで、すぐに家計改善できるのでおすすめです
2. 食料はできるだけ国産品の活用
円安によって輸入品の価格が上がるため、比較的価格が安定しやすい国内産の食料を選ぶことでコスト負担を軽減できます。
特に外食は円安によってかなり価格が上昇しています。
外食を減らしてみたりするのも出費を抑える工夫の一つです。
3. 資産運用の工夫
円安が続くと日本円の価値が目減りしやすいため、外貨建ての資産やドル建ての投資信託などで資産の分散を検討すると、円安リスクへの備えになります。
海外に投資している場合、円安になると、外国株や投資信託の評価額が上がります。日本円に換算する際、円安の影響で資産が増加して見えるからです。
円安や円高に対する備えとしては、例えば、円での資産の保有50%、海外の資産の保有50%にしておくと、円安や円高にも対応しやすくなります。
円安になる要因
参考までに、円安が発生する主な理由をご紹介します。
今後、円安になるのか円高になるのか、下記の項目に関する要人の発言や国の政策等が関わったりしますので、気になる方はニュース等をチェックしてみてください。
円安が発生する理由にはさまざまな要因がありますが、主なものとして以下が挙げられます。
円安が発生する主な理由
- 海外の金利と日本の金利の差
- 貿易収支
- 投資家心理
「円は日本の価値である」と思えば、理由ものみこみやすいかもしれません。
1. 海外の金利と日本の金利の差
他国と比べて日本の金利が低い場合、投資家は日本円を売り、高金利の通貨を買おうとします。その結果、日本円の需要が減少し、円安につながることがあります。
例えば、A国の銀行金利が5%/年で、日本の銀行金利が0.1%/年だった場合、もちろん円とA国の通貨を交換して、A国の通貨を多く銀行に預けておきたいと思います。この場合は円安になっていきます。逆だと円高になっていきます。
2. 貿易収支
日本が輸入を多く行い、貿易赤字が拡大すると、日本円の需要が減り、円安が進む場合があります。逆に、輸出が好調であれば貿易黒字となり、円高が進むこともあります。
3. 投資家心理
日本の政治的・経済的な不安が高まると、投資家は安定した資産を求めてドルやユーロなどの「比較的安全だと思う通貨」に資金を移します。これもまた円安を引き起こす一因となります。
まとめ
円安・円高は、私たちの生活や家計にさまざまな影響を与えます。円安になると、輸入品の価格上昇によって生活費が上がる一方で、外国資産の評価額が増えるメリットもあります。また、円高では輸入品が安くなり家計が助かる反面、輸出産業や外国株の収益が圧迫されるデメリットも存在します。
経済のグローバル化が進む現代において、為替レートの変動がもたらす影響はますます大きくなっています。私たち一人ひとりが円安・円高の仕組みを理解し、賢く対策を取ることで、日常生活への影響を少しでも和らげられるでしょう。
円安や円高に対する備えとしては、円での資産の保有と海外の資産の保有を組み合わせることです。
※投資は自己責任で行うものです。必ず自身で十分な調査と検討を行ってから投資判断をしてください。
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