近年、円安ドル高が進む中で、私たちの生活にもさまざまな影響が出始めています。スーパーでの食品価格の上昇やガソリン代の高騰など、家計に直結する変化を実感されている方も多いのではないでしょうか。
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この記事はこのような人におすすめ!
- 「円安」で儲かる企業があるのか知りたい方。
- 「円安ドル高のメリット」を受ける日本株の銘柄が知りたい方。
ニュースで円安ドル高についてよくやってるけど、日本株は大丈夫かな??
円安の影響を受けて、業績が良くなりやすい銘柄もあったりするよ
そうなんだ!知りたい!
今回は「円安メリット」の銘柄を紹介するね!でも、為替は円安になったり、円高になったりするから、短期的な利益よりも長期的な利益を期待して投資に挑むことをおすすめするよ!
「円安メリット」とは、円安によって利益が増えやすくなる銘柄のことを指します。
為替相場が円安に振れると、日本円の価値が下がり、特に海外からの収益が多い企業にとっては円換算での利益が大きくなるため、恩恵を受けやすいです。
この記事では、円安が続く中で投資の注目ポイントとなる「円安メリット」のある株について解説していきます。
円安とは
- 日本円の価値が他国の通貨に対して変動して、日本円が安くなるということが円安を指します。
円安で恩恵を受ける3つの業種
- 輸出関連企業(自動車、電機メーカー)
- インバウンド関連企業(小売、観光)
- 商社・資源関連企業(エネルギー・原材料関連)
円安メリット銘柄7選
- トヨタ自動車(7203)
- ホンダ(7267)
- ソニーグループ(6758)
- パナソニックホールディングス(6752)
- 日立製作所(6501)
- ファナック(6954)
- 三菱商事(8058)
円安メリット銘柄のリスクと注意点
- 為替変動リスク/業界固有のリスク/マクロ経済リスク
円安メリット銘柄の投資のポイント
- 長期的な視点で投資する/分散投資を心がける/財務が健全であるか確認
円安とは?企業への影響は?
円安とは
日本円の価値が他国の通貨に対して変動して、日本円が安い状態ということが円安を指します。
(例)
1ドル=100円から1ドル=120円になると円の価値が下がり、これを「円安になった」と言います。逆に1ドル=80円になると円の価値が上がり、「円高になった」となります。
円安とは、簡単に言うと日本円の価値が他の通貨に比べて下がっている状態のことです。例えば、1ドル=100円から1ドル=150円になると、同じ1ドルを得るために必要な円の量が増えることになります。
円安のメリット・デメリット
- 輸出企業の利益増加:海外で製品を販売している日本企業は、円安により売上を円換算した際の利益が増えます。
- 観光業の活性化:円安によって日本を訪れる外国人観光客が増え、国内の観光業や小売業の売上が向上します。
- 外貨建ての好況:外貨建て(ドル建てなど)の資産価値も高くなる
- 輸入コストの増加:原材料やエネルギーを輸入している企業は、円安により仕入れコストが上がり、価格転嫁や利益圧迫のリスクが生じます。
- 生活コストの上昇:食品やガソリンなど輸入品が値上がりするため、消費者の生活費負担が増えます。
円安が企業に与える影響
円安が企業に与える影響
- 輸出企業の収益改善(海外での売上が伸びる)
- インバウンド関連企業の業績向上(海外から日本への観光客が増える)
- 原材料コストの上昇(コスト高で売上高が大きくなる)
- 海外資産の円換算額の増加
円安で恩恵を受ける業種
円安局面では、特に以下の業種が恩恵を受けやすいとされています
円安で恩恵を受ける3つの業種
- 輸出関連企業(自動車、電機メーカー)
- インバウンド関連企業(小売、観光)
- 商社・資源関連企業(エネルギー・原材料関連)
1. 輸出関連企業
海外で販売する製品が多い自動車や電機メーカーは、円安になると円換算での売上が増加します。特に海外売上比率の高い企業は、収益に与える影響が大きくなります。
輸出関連企業の一例
- 自動車メーカー(トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車など)
- 電機メーカー(ソニー、パナソニック、日立製作所など)
- 工作機械メーカー(ファナック、DMG森精機など)
2. インバウンド関連企業
円安により海外からの観光客が増え、観光や小売業界もメリットを享受します。観光客が円安を利用して日本での買い物や宿泊を楽しむ傾向が強まり、インバウンド需要が増加します。
インバウンド関連企業の一例
- 小売業(ユニクロ、ドン・キホーテなど)
- ホテル・旅館(藤田観光、共立メンテナンスなど)
- 化粧品メーカー(資生堂、コーセーなど)
3. 商社・資源関連企業
日本の商社はエネルギーや鉱物資源などの輸入を手掛けるため、ドル建てでの取引が多く、円安が進むと利益が増える傾向にあります。特にエネルギー価格が上昇する場面でも強みを発揮することが多いです。
商社・資源関連企業の一例
- 総合商社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産など)
- 資源開発企業(国際石油開発帝石など)
注目の円安メリット銘柄7選【2024年版】
それでは、具体的に円安のメリットを享受できる注目銘柄をご紹介します。
今回のスクリーニング基準
- 日本の株式市場で時価総額トップ100内の大型株
- 輸出関連企業/インバウンド関連企業/商社・資源関連企業の3つの業種
- 海外売上高比率50%以上
- PBR(株価純資産倍率)3倍以下
※楽天証券の国内株式スーパースクリーナーを利用しています。
※ご紹介する銘柄はスクリーニングを行った銘柄から抜粋しています。
※スクリーニングは2024年11月6日に行っております。
円安メリット銘柄7選
- トヨタ自動車(7203)
- ホンダ(7267)
- ソニーグループ(6758)
- パナソニックホールディングス(6752)
- 日立製作所(6501)
- ファナック(6954)
- 三菱商事(8058)
1. トヨタ自動車(7203)
トヨタは、日本を代表する自動車メーカーであり、世界中に販売網を持っています。円安になると、海外での売上が円換算で増加し、業績の向上に直結します。さらに、海外での生産体制も整っているため、原材料の円安負担を抑えつつ、収益増を見込める点が魅力です。
2. 本田技研(7267)
二輪・四輪車の売上が海外に大きく依存しているホンダも、円安による収益増が期待される自動車メーカーです。
3. ソニーグループ(6758)
ソニーは、エレクトロニクスやゲーム、エンタメ分野での収益を多く海外に依存している企業です。特にゲーム部門での海外市場の強さがあり、円安時には大きな利益を享受しやすい傾向があります。また、映画や音楽などのコンテンツ事業もドル収入が多いため、円安の恩恵を受けやすいです。
4. パナソニックホールディングス(6752)
家電やエネルギー分野での海外展開が進んでおり、為替レートが影響を与えやすい企業です。
5. 日立製作所(6501)
インフラやITサービスなど幅広い事業領域を持ち、グローバル展開が進んでいる日立も、円安に強い企業として注目されています。
6. ファナック(6954)
世界中に展開するロボットメーカーで、製品の大半を輸出しているため、円安によって利益が増加しやすい企業です。
7. 三菱商事(8058)
三菱商事は、エネルギー関連事業や資源分野での収益が高く、ドル建ての収入が多い企業です。特に、資源高と円安が重なると収益の増加が期待され、安定した配当利回りも魅力の一つです。円安時には、原油や天然ガスなどの輸入コストも上がる一方、ドル収入が多い点で収益を確保しやすい特徴があります。
円安メリット銘柄のリスクと注意点
円安メリット銘柄のリスクと注意点
- 為替変動リスク
- 業界固有のリスク
- マクロ経済リスク
1. 為替変動リスク
急激な円高への転換リスクがあります。円安が進行しすぎると、いつ円高に振れるかわかりません。
為替変動リスクの対策
- 定期的なリバランス:一定の期間ごとに、ポートフォリオの構成比を見直し、適正な状態に戻します。これで過度な集中を避けられます。
- 分散投資の維持:複数の銘柄に分散投資することで、特定の銘柄リスクを抑えられます。
2. 業界固有のリスク
- 原材料コストの上昇:輸出企業は原材料を海外から調達しているため、円安により原価が上がるリスクがあります。
- 競合他社との競争:同じ恩恵を受ける企業が増えると、価格競争などが激しくなるリスクがあります。
- 政策転換:政府の政策転換などによって、企業の業績に影響が出るリスクがあります。
3. マクロ経済リスク
- 金利動向:金利上昇は企業業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- インフレ圧力:物価高が進行すると、消費者の購買意欲が下がるリスクがあります。
- 地政学的リスク:地政学的な緊張関係の高まりは、経済全体に悪影響を与える可能性があります。
円安時の投資のポイント
円安時には、先述したような円安メリットのある銘柄への投資が効果的ですが、次のポイントを押さえておくとよりリスクが抑えられます。
円安メリット銘柄の投資のポイント
- 長期的な視点で投資する
為替相場は変動しやすく、円安の局面もいずれ反転する可能性があるため、長期的な視点で投資を行うことが重要です。円安メリット銘柄も、短期的な利益追求よりは安定成長が見込めるかを確認して選ぶと良いでしょう。 - 分散投資を心がける
為替リスクや特定業種への依存を避けるため、分散投資を行いましょう。 - 財務状況が健全であるか確認
円安メリットのある業種であっても、財務状況が良くない企業もあるので、投資前に必ずチェックしましょう。
まとめ:円安メリット株を見極めて賢く投資を!
円安が続く局面では、輸出企業や商社などの円安メリット銘柄が注目され、利益増加を享受できるチャンスがあります。しかし、為替の変動は不確実性も高く、投資にはリスクも伴います。企業の業績だけでなく、長期的な視野での分散投資を心がけて、安定した資産形成を目指しましょう。
※本記事は投資助言ではありません。投資は自己責任で行ってください。十分な調査と分析を行ってから投資を始めることをお勧めします。
私たちがおすすめしている証券口座は、以下の2つです。
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※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
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