今回は、積立投資の設定する時に気になる「米国株の積立投資でいつ買えば一番お得に買えるのか?」という疑問に、お答えします。毎月の積立なら何日が、毎週なら何曜日が最も割安なのか、調べてみました。
こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
- 積立投資とは
積立投資は、毎月一定の金額をコツコツと投資する方法です。時間をかけて少しずつ資産を増やすので、値動きの影響を受けにくく、リスクが分散されます。初心者でも始めやすい投資法です。
ここでは、米国株の積立投資でよく設定されるS&P500に投資する前提で話を進めます。
米国株の積立投資で積立する日・曜日っていつに設定するのが正解?
結論から言えば、どの日・曜日を選んでも、最終的には大差はでないんだよ!
でも、最初に積立投資の積立を設定しなくちゃいけないもんね!
過去のデータから、積立日に設定するお得な日と曜日を提案するね!
- 米国株に毎月積立の比較的お得な買付日は月末
- 米国株に毎週積立の比較的お得な買付日は月曜日
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
お得な日に買うとはどういうことか?
お得な日に買うってどういうこと??
株価が比較的低くなるタイミングを狙って投資して、購入のコストを抑えることだよ!
「お得な日に買う」という概念は、株式投資や積立投資のタイミングを工夫して、できるだけ低い価格で購入することで、将来的なリターンを最大化しようとするものです。短期的な市場の動きに基づいて、比較的「割安」と見なされる日や曜日を見極めることを目的としています。
しかし、このアプローチにはいくつかの視点から考慮すべき点があります。
- 割安な日の特定は難しい
市場価格は非常に変動しやすく、経済ニュース、企業の業績、世界情勢などの影響で大きく動くことがあります。そのため、特定の日や時期が「割安」と確信を持って予測するのは難しいです。 - 長期的な視点が重要
市場のタイミングを完璧に当てることは難しいので、長期的な視点で、コツコツと積み立てる意識が重要です。 - 心理的な影響
価格が割安な時期を逃したと感じると、焦ってしまうことがあり、感情的な判断ミスを引き起こすリスクがあります。
「お得な日」という考え方は一見合理的に思えるかもしれませんが、現実には市場の動きを正確に予測することは難しいため、最適な投資戦略とは言えません。市場の短期的な動きに惑わされず、長期的な投資計画を持ち、リスクを分散する積立投資が安定したリターンをもたらすでしょう。
ただ、最初のステップで積立投資の積立日の設定を悩まれる方は多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、過去のデータをもとに最適な積立設定日をご提案します!
毎月の積立でお得な買付日は?
毎月の積立ならいつがお得な買付日?
結論から言うと、月末か配当落ち日が比較的良いよ!
毎月の積立投資で「割安な日」を狙う場合、米国株市場における月初と月末の価格変動に注目するのが有効です。過去のデータによると、月末に向けて市場がやや下落しやすい傾向が見られます。(Benzinga参照)
- 「Benzinga」とは
米国の投資・金融に特化した情報メディアであり、個人投資家やプロの投資家向けに、株式市場、仮想通貨などに関するニュースやアナリストの見解を提供しています。日本でいうところの「東洋経済オンライン」や「日経新聞」の投資関連の記事が近いレベルです。
毎月積立でお得な買付日
- 月末が割安になりやすい
多くの投資家や機関投資家が月末にポジションを調整します。これは、決算や四半期末の調整により一部の株が売られることが多いため、売り圧力が高まり、株価が下落する可能性があります。この傾向は特に月末の1~2日間に顕著です。 - 配当落ち日
米国株は多くの企業が四半期ごとに配当を支払います。配当が支払われた直後(配当落ち日)は株価がその分下落するため、短期的には株価が割安になることがあります。配当落ち日は企業ごとに異なりますが、四半期末やその直後に集中することが多いです。
→月末の27日〜月末にかけて購入することで、相対的に割安な価格で米国株を買い付けるチャンスが高くなります
ただし、短期的な株価変動に左右されず、長期的にコツコツと積立を続けることが大切です。
毎週の積立で最もお得な曜日は?
毎週の積立ならいつがお得な買付日?
結論から言うと、月曜日が比較的良いよ!
毎週積立で割安なタイミングを狙うなら、月曜日が適していると言われています。これは「月曜効果」として知られ、週末に発生したネガティブなニュースが月曜の取引開始時に反映され、株価が下落することが多いためです。また、週末にポジション調整が行われるため、週初に売り圧力が強まることも理由の一つです(Benzinga参照)
毎週積立でお得な買付曜日
- 月曜日が割安になりやすい
月曜日は、前週末に発生したネガティブなニュースやイベントが影響して、株価が下落しやすいという現象があります。これは「月曜効果」として知られており、週末に投資家がリスク回避を進めるため、月曜日に売りが集中しやすくなるためです。
→月曜日に購入することで、相対的に割安な価格で米国株を買い付けるチャンスが高くなります。
過去には、1987年にS&P500が20.5%も下落したブラックマンデーも月曜日でした。ただし、他の暴落時も月曜日だったわけではありませんのでご注意ください。
積立日よりも大切な考えは長期的視点!
割安なタイミングを狙って積立を行うことは魅力的ですが、大切な考えもあります。
積立日は毎日、毎週、毎月等選ぶことができますが、必ずしもこの曜日この日に買うのが良いとは断言できません。大切なのは、短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点を持つことです。
- 投資のタイミングを正確に予測するのは難しい
過去のデータは一定の傾向を示しているものの、必ずしも将来も同じパターンが繰り返されるとは限りません。株価は短期的なニュースや経済状況、政治的イベントなどに影響を受けやすいため、割安なタイミングを狙いすぎると、結果的に高値掴みをしてしまうリスクもあります。
- ドル・コスト平均法の力を活かす
積立投資の最大のメリットは、長期的に購入価格を平均化することです。毎月や毎週の購入タイミングを気にしすぎると、本来のドル・コスト平均法の効果が薄れてしまう可能性があります。割安なタイミングを活用しつつも、定期的に安定して積立を続けることが重要です。
まとめ
過去のデータに基づくと、米国株の積立投資において、割安なタイミングを狙うなら次のタイミングが効果的です。
- 毎月積立: 月末の27日〜月末が割安になりやすい。
- 毎週積立: 月曜日が割安になりやすい。
ただし、短期的な株価変動に左右されず、長期的にコツコツと積立を続けることが大切です。割安なタイミングを捉えつつ、積立投資の力を最大限に活かすためには、過度なマーケットタイミングを狙わない姿勢が成功のカギとなるでしょう。
この記事が、米国株の積立投資を行う際の参考になれば幸いです。
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
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