高配当投資を始めたい方にとって、安定した配当収入を目指せるETFはとても魅力的です。その中でも高配当ETFで「VYM」は注目すべき選択肢です。
こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- 高配当株投資を始めたいけど、どの銘柄から始めたら良いか決めかねている。
- VYMはどんな特徴があるのか気になる。
- VYMの銘柄をチェックしてみて投資するか考えたい。
VYMは高配当株投資でおすすめなの??
「VYM」は、新NISAの成長投資枠を活用することができ、株価の成長を狙いつつ、安定した配当で高配当株投資でおすすめのETFだよ!
- VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、米国の優良企業で高配当を提供する銘柄に投資するETF。
- 約400銘柄で構成されており、分散性が高く、経費率は0.06%と低コストの高配当ETFである。
- 高配当株投資で迷った時やこれから高配当株投資を行う方は、株価成長&配当収入の両方を狙えるこの銘柄を取り入れるべき
この記事では、VYMの特徴、リスク、構成銘柄について詳しく解説します。さらに、VYMをどのように活用して資産運用を行えば良いか投資のポイントを解説します。
「VYM」の概要
「VYM」の基本情報
VYMの株価推移はこんな感じです。
VYMの基本情報 | |
名称 | バンガード・米国高配当株式ETF |
運用会社 | Vanguard社 |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス |
投資対象 | 配当利回りの高い米国株(約440銘柄) |
資産総額 | 58,925.08百万米ドル (2024年10月31日現在) |
基準価額 | 130.86米ドル (2024年11月20日現在) |
配当利回り | 2.77% |
分配金回数/年 | 4回(権利落ち日は3.6.9.12月中旬頃) |
経費率 | 0.06% |
設定日 | 2006年11月10日 |
- FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスとは
米国株式市場における高い配当利回り銘柄で構成される株価指数。時価総額加重平均型の株価指数であり、時価総額(株価×上場株式数)の影響を強く受ける。
VYMは株価の成長も狙いつつ配当収入も期待して資産を運用したい方にとって、人気の高いETFです!
「VYM」の分配金履歴(2022~2024/9)
変動はありますが、0.66~1.09ドル程度の分配金があります。
権利落ち日 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2024/09/20 | 0.8511 |
2024/06/21 | 1.0237 |
2024/03/15 | 0.6555 |
合計 | 2.5303 |
権利落ち日 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2023/12/18 | 1.0995 |
2023/09/18 | 0.7846 |
2023/06/20 | 0.8767 |
2023/03/20 | 0.7172 |
合計 | 3.4780 |
権利落ち日 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2022/12/19 | 0.9745 |
2022/09/19 | 0.7672 |
2022/06/21 | 0.8479 |
2022/03/21 | 0.6622 |
合計 | 3.2518 |
※分配金をもらうためには、権利落ち日の前日までに購入します。上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
「VYM」の主要構成銘柄・セクター比率
VYMの主要構成銘柄です。
銘柄名 | 組入比率 |
Broadcom Inc. | 4.38% |
JPMorgan Chase & Co. | 3.61% |
Exxon Mobil Corp. | 2.97% |
Home Depot Inc. | 2.21% |
Procter & Gamble Co. | 2.21% |
Johnson & Johnson | 2.19% |
AbbVie Inc. | 2.05% |
Walmart Inc. | 2.02% |
Bank of America Corp. | 1.61% |
Merck & Co. Inc. | 1.47% |
「VYM」の構成銘柄を100%知っているわけではなく、VYMとしての主な特徴やリスクを考慮した結果で投資を行っております。
次にVYMのセクター比率です。
業種 | 組入比率 |
金融 | 21.80% |
公益事業 | 7.20% |
生活必需品 | 10.80% |
ヘルスケア | 11.70% |
素材 | 2.00% |
エネルギー | 9.60% |
通信 | 4.30% |
一般消費財・サービス | 10.10% |
資本財・サービス | 12.70% |
情報技術 | 9.80% |
「VYM」では不動産のセクターはありません。また、安定した高配当を出しやすい金融の割合が高くなっています。
「VYM」の特徴と魅力(メリット)
VYMってどんな特徴と魅力があるの?
VYMは米国株式の上場ETFだよ!
この銘柄に投資すれば、米国の配当利回りの高い株式約440銘柄に分散投資することができるんだ!
- 上場ETFとは
株式市場に上場している投資信託の一種です。株式のように市場で自由に売買でき、日経平均やS&P500などの指数に連動した運用がされます。少額から分散投資ができるため、リスクが抑えられ、初心者にも人気があります。手軽に市場全体に投資できるのが特徴です。
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、米国の優良企業で高配当を提供する銘柄に投資するETFです。S&P500のように市場全体をカバーするETFと異なり、VYMは特に高配当銘柄にフォーカスしており、定期的な配当収入をもたらすことを目的としています。
「VYM」の主な魅力
- 銘柄数が多く分散性が高い
VYMは約440銘柄で構成されており、セクター分散も優れています。金融やヘルスケア、生活必需品など、幅広い業界に投資できる点が強みです。 - 安定性のある配当金
高配当かつ大手企業を中心に構成されているため、比較的安定した運用が期待できます。また、S&P500よりも高い配当利回りを提供しています。 - 経費率が低い
運用コストが0.06%と非常に低いため、長期保有でもコスト負担が少なくて済みます。
米国高配当ETF「HDV」「SPYD」と比較した時、「VYM」は純資産残高やトータルリターンが一番大きいところも魅力です。
VYMは株価を見るといい感じに右肩上がりのグラフだね。成長も狙いつつ配当収入も期待して資産を運用したい方にもおすすめのETFだね!
VYMで経済的自立を目指すのであれば、配当利回り2.7%、月間の生活費が20万円だとして、8,889万円投資をすれば、月々の生活費をまかなえます。(月間生活費20万円×12ヶ月÷0.027=8,889万円)
「VYM」のリスク(デメリット)
VYMのリスクってどんな点??
VYMは成熟した企業が中心で、S&P500と比べるとパフォーマンスが劣るという弱点があるんだ!
VYMの弱点・リスク
- 景気後退時の減配リスク
VYMは金融関連の銘柄を中心に構成されており、金融セクターは景気の影響を受けやすいです。米国株では比較的少ない頻度ですが、景気が後退し業績が悪化した場合に配当が削減されることもあります。 - S&P500と比べるとパフォーマンスが劣る
VYMは配当金の無いハイテク企業への銘柄を組み込んでいないため、近年のハイテク企業の株価上昇の恩恵を受けておりません。その為、ハイテク企業が組み込んでいるS&P500と比べるとパフォーマンスは劣ります。 - 株価の急成長は見込みにくい
VYMの構成銘柄は高い配当金を生み出す企業が多く、成熟した企業が多いです。
「VYM」の将来性と投資する上でのポイント(考察)
私の意見も踏まえて、考察していきます。
「VYM」の将来性
- 株価について
株価は、長期的に見ると緩やかな右肩上がりの傾向があります。HDVやSPYDと比べると暴落局面でも強く、米国の成長が続く限り、株価の上昇は期待できます。 - 配当金について
年4回の変動は大きいですが、年間の分配金は安定的でしょう。長期的な利回り平均は2~3%が期待できそうです。ただし、為替の影響を受けることを念頭に置いててください。
「VYM」を投資する上でのポイント
- 分散投資の一環として
VYMは、他のETFやインデックスファンドとの組み合わせにより、分散投資でポートフォリオの安定性を高める手段となります。短期的な値動きよりも、長期的な資産形成を目指すスタンスが重要です。 - 配当収入を重視するなら別の高配当株に
配当利回りは他の高配当ETFと比較すると、少し物足りなく感じます。 - 株価成長&配当収入なら
キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うならこの銘柄を取り入れるべきです。高配当株投資の入り口としてはVYM、HDV、SPYDの中ではVYMが最もおすすめです。
高配当株投資で迷った時やこれから高配当株投資を行う方にとっては「VYM」への投資が最適解とも言えます。
まとめ:VYMはNISAでも買えます!
高配当ETF「VYM」は、安定した配当収入と低コストでの運用が魅力の投資商品です。ただし、リスクも存在するため、自分の投資目的やリスク許容度を考慮して活用することが大切です。
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※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
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