米国市場全体に投資できるETFとして人気のある「VTI」。その将来性や魅力、そして注意すべきリスクを知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
初心者が投資を始める場合、どんな投資がおすすめかと言われるとインデックス投資がおすすめです。ETF(上場投資信託)とは株式市場に上場している投資信託の一種です。
こんにちは、サラリーマン2児のパパで資産収入を得て、好きな仕事をしながら暮らすことを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!投資、節約や日常の情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- インデックス投資を始めたいけど、いろんな銘柄があってどの銘柄にしようか決めかねている。
- VTIはどんな特徴があるのか気になる。
- VTIの銘柄をチェックしてみて投資するか考えたい。
VTIはインデックス投資でおすすめなの??
「VTI」は、新NISAの成長投資枠を活用することができ、米国の大型株から中小型株まで約4000銘柄に分散投資できるおすすめETFだよ!
- VTIは、米国中株式市場に分散投資できる上場ETFで大型株から中小型株まで約4,000銘柄に分散投資しているのが特徴。
- 経費率は0.03%と超低コストで米国経済に投資できるETFであるのも魅力。
- 米国の成長性を認める方は「VTI」への投資はインデックス投資の主軸としてもなりうる。
この記事では、VTIの概要や特徴をわかりやすく解説しつつ、投資を検討する際の重要なポイントをお伝えします。
「VTI」の概要
「VTI」の基本情報
VTIの株価推移はこんな感じです。
VTIの基本情報 | |
名称 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
運用会社 | バンガード社 |
ベンチマーク | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
投資対象 | グロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株合わせて約4000銘柄 |
資産総額 | 456,499.34百万米ドル (2024年12月31日現在) |
基準価額 | 302.18米ドル (2025年1月23日現在) |
配当利回り | 1.23% |
分配金回数/年 | 4回 |
経費率 | 0.03% |
設定日 | 2001年5月24日 |
米国まるっと投資出来て、手数料が0.03%はかなり安いね!
「VTI」の分配金履歴(2022~2024/12)
変動はありますが、0.70~1.0ドル程度の分配金があります。
日付 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2024/12/23 | 0.9412 |
2024/09/27 | 0.8707 |
2024/06/28 | 0.9519 |
2024/03/22 | 0.9105 |
合計 | 3.6743 |
日付 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2023/12/21 | 1.0017 |
2023/09/21 | 0.7984 |
2023/06/23 | 0.8265 |
2023/03/23 | 0.7862 |
合計 | 3.4128 |
日付 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2022/12/22 | 0.9305 |
2022/09/23 | 0.7955 |
2022/06/23 | 0.7491 |
2022/03/23 | 0.7082 |
合計 | 3.1833 |
※分配金をもらうためには、権利落ち日の前日までに購入します。上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
「VTI」の主要構成銘柄・セクター比率
VTIの主要構成銘柄です。
ティッカー | 銘柄名 | 組入比率 |
AAPL | Apple Inc. | 6.65% |
MSFT | Microsoft Corp. | 5.51% |
NVDA | NVIDIA Corp. | 5.49% |
AMZN | Amazon.com Inc. | 3.65% |
META | Facebook Inc. Class A | 2.24% |
GOOGL | Alphabet Inc. Class A | 1.94% |
TSLA | Tesla Inc. | 1.94% |
AVGO | Broadcom Inc. | 1.90% |
GOOG | Alphabet Inc. Class C | 1.57% |
BRK.B | Berkshire Hathaway Inc. Class B | 1.41% |
私自身、「VTI」の構成銘柄を100%知っているわけではなく、VTIとしての主な特徴やリスクを考慮した結果で投資を行っております。
確かに4000銘柄分の企業のこと全部知ってるのかと言われても、知ってる企業の方が少ないね。
次にVTIのセクター比率です。
業種 | 組入比率 |
---|---|
金融 | 11.30% |
公益事業 | 2.60% |
生活必需品 | 3.90% |
ヘルスケア | 10.10% |
素材 | 1.50% |
エネルギー | 3.40% |
通信 | 1.90% |
一般消費財・サービス | 15.10% |
資本財・サービス | 12.50% |
情報技術 | 35.10% |
不動産 | 2.60% |
「VTI」は米国の大企業の比率が大きいのでテクノロジー関係の比率が大きいです。
「VTI」の特徴と魅力(メリット)
VTIってどんな特徴と魅力があるの?
VTIは、米国の株式市場全体に分散投資できる上場ETFだよ!
この銘柄に投資すれば、アメリカの大型株から中小型株まで約4,000銘柄に分散投資できるんだ。
- 上場ETFとは
株式市場に上場している投資信託の一種です。株式のように市場で自由に売買でき、日経平均やS&P500などの指数に連動した運用がされます。少額から分散投資ができるため、リスクが抑えられ、初心者にも人気があります。手軽に市場全体に投資できるのが特徴です。
VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)は、バンガード社が提供する米国株式市場全体をカバーするETFです。正式名称は「Vanguard Total Stock Market ETF」で、アメリカの大型株から中小型株まで約4,000銘柄に分散投資できるのが特徴です。
「VTI」の主な魅力
- アメリカ経済の成長をダイレクトに享受
世界最大級の経済規模を持つアメリカの成長に投資。 - 大型株から中小型株まで幅広くカバー
小型株も含むため、高成長が期待される企業にも投資可能。 - 超低コストで運用できる
長期投資での運用コストの差が資産成長に大きく影響します。
分散投資を特に重点視している方や米国の成長を期待している方にとっては、かなり魅力的な銘柄です。
リスクは比較的少ないかもね。
(補足)米国経済の成長力について
過去40年にさかのぼって、米国企業を幅広く代表する500の企業が採用されている株価指数(S&P500)と日本の代表する株価指数の推移を見比べてみると、2000年代初期のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックも乗り越えて、S&P500は力強い成長を続けてきたことが分かります。
「VTI」のリスク(デメリット)
VTIのリスクってどんな点??
VTIは米ドル建てでの投資というところと米国特化な点が弱点になりうるんだ!
VTIの弱点・リスク
- 為替リスク
米ドル建てのETFなので、円安や円高の影響を受ける可能性があります。 - アメリカ特化のリスク
アメリカは総じてこれからも成長が期待されますが、将来は誰にも読めないリスクもあります。
「VTI」の将来性と投資する上でのポイント(考察)
私の意見も踏まえて、考察していきます。
「VTI」の将来性
- 米国市場の成長性について
VTIの魅力は、何と言っても米国市場全体の成長を享受できる点です。米国は世界経済の中心であり、長期的に見ると経済成長が続く可能性が高いとされています。特に、ITやヘルスケア分野を中心に、今後も新たな成長分野が期待されています。
「VTI」を投資する上でのポイント
- インデックス投資の主軸になりうるETFとして
低コストで、米国経済全体に投資できるのでこのETF一本に投資しても、かなりの分散投資をすることができます。インデックス投資の主軸のETFとしても申し分ないです。 - 為替リスクへの備え
為替リスクを軽減するために、円安時に多額の投資を避けることや、円の保有割合を検討することも重要です。 - 長期投資が大前提
VTIは短期的な値動きを狙うのではなく、米国市場全体の成長に期待して長期保有するのに適しています。長期的には市場全体が成長する可能性が高いと考えられるため、リスクを抑えつつ資産を増やせます。
インデックス投資のおすすめETFを下記の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ:VTIはNISAでも買えます!
VTIは、米国の株式市場全体に幅広く投資できる超低コストなETFとして、多くの投資家に支持されています。その一方で、市場全体の下落や為替リスクといった注意点もあるため、自分のリスク許容度を把握した上での運用が重要です。
まずは少額からスタートして、投資に慣れていきましょう。そして、資産運用の基本である「長期」「分散」「低コスト」を守りながら、無理のない投資計画を立てていってください!
まずは自分の投資目的やリスク許容度を確認し、無理のない範囲で始めることが大切です。インデックス投資はほったらかしでも良いですが、できるなら定期的に見直しはする方が良いです。長期的な視点で運用していきましょう。
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※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
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