サイドFIREを目指している方なら、高配当ETF「SPYD」に注目している方も多いのではないでしょうか?今回は、SPYDだけに投資してサイドFIREを達成するにはいくら必要なのかをシミュレーションしてみました。
こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
我が家では、2019年10月から投資をはじめ、サイドFIREに向け資産形成をしております。20代の片働き4人家族の家庭が資産運用をして、サイドFIREまで一体どのくらいかかるのか。サイドFIREは、人生における魅力的な選択肢の一つです。サイドFIREなら、多くの人々にとって実現可能な目標です。
この記事では、サイドFIREの概要や、生活費に応じた必要な運用資金、そしてSPYDの特徴について詳しく解説します。
我が家がSPYDだけに投資してサイドFIREするとしたらいくら必要なの?
我が家だと約4,400万円の資産が必要だよ!
- サイドFIREとは?
- 生活費によってサイドFIREに必要な資金の違い
- SPYDだけに投資した時サイドFIREに必要な資金
これから投資を始めようと考えている方や、すでに投資を行っているけどより効率的な方法を探している方に、とても参考になる内容だと思います。
そもそもサイドFIREって?
まず「FIRE」ってどういうこと??
「FIRE」という単語が流行ってますが、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で経済的に自立し、早期に退職するという意味です。
FIREするとどのような良いことが待ち受けているのか。
- 人生の舵を自分で握れる
- 好きなことに最大限の時間をあてることができる
- 仕事をしなくても大丈夫
なんて素敵な話なんでしょうか。
しかし、一般的にFIREするには年間支出の25倍の資産が必要と言われています。年間支出が300万円であれば、7500万円の資産が必要となります。
年収400万円のサラリーマン凡人(夫)だと7500万円の資産を簡単に築き上げるのは気が遠くなるぐらいの時間がかかるね。
だから、まずは少しハードルの低い「サイドFIRE」を目指すんだ
なるほど。「FIRE」ではなく「サイドFIRE」ってなんなの??
サイドFIREとは?
すべての生活資金を労働による収入により確保するのではなく、労働による収入と資産収入(投資による配当金等)を組み合わせて、生活資金を確保する方法。
サイドFIREがおすすめの理由とは?
- 自分のペースで仕事をすることができる。
- リスクを抑えつつ、徐々に経済的自由(FIRE)を目指せる。
- ワークライフバランスを保ちながら、将来の安定を確保できる。
サイドFIREを目指す理由はさまざまでしょうが、多くの人が、時間的な自由を手に入れつつ、経済的にも安定を求めています。特に、家族との時間を大切にしたい方や、自分のペースで働きたい方に人気です。
生活費によるサイドFIREに必要な資金の違い
サイドFIREを達成するためには、自分の生活費に応じて必要な運用資金が大きく変わってきます。例えば、月間生活費が10万円の家庭と30万円の家庭では、必要な資産収入が異なるため、それに応じた運用資金が必要です。
私たちは資産運用からの資産収入=家計の生活費(固定費+食費+日用品費)にかかる部分の捻出がサイドFIREのゴールとしています。
我が家だと、月間生活費(予算)は15万円程度だね!
生活費が資産収入から出れば生活に余裕ができるね!
実際、サイドFIREに必要な資金は、個人の生活スタイルや望む自由度によって大きく異なります。ここでは、月々の生活費別に必要な資金をシミュレーションしてみましょう。
もちろん、配当利回りは時期によって変動するため、余裕をもって資産を形成しておくことが望ましいです。
サイドFIREに必要な資金の計算式(生活費基準の場合)
- サイドFIREに必要な資金=月々の生活費×12ヶ月÷年間配当利回り(%)×100
※以下の計算では、年間の投資による配当利回りを3%と仮定しています。
- 月々の生活費が10万円の場合
- 必要な資金:4,000万円 (10万円 × 12ヶ月 ÷ 0.03 = 4,000万円)
- 月々の生活費が20万円の場合
- 必要な資金:8,000万円 (20万円 × 12ヶ月 ÷ 0.03 = 8,000万円)
- 月々の生活費が30万円の場合
- 必要な資金:1億2,000万円 (30万円 × 12ヶ月 ÷ 0.03 = 1億2,000万円)
このシミュレーションから分かるように、目標とする生活費が高くなればなるほど、必要な資金も比例して増えていきます。自分の理想のライフスタイルと現実的な資金計画のバランスを取ることが重要です。
一ヶ月あたりの生活費の平均(参考)
- 1人暮らし(単身世帯)の場合:平均161,753円/月
- 2人世帯の場合:平均255,318円/月
- 3人世帯の場合:平均304,339円/月
- 4人世帯の場合:平均330,355円/月
- 5人世帯の場合:平均357,187円/月
※生活費に含まれるもの…食料、住居、水道光熱費、家具・家事用品、衣類、保健医療、交通・通信、教育、教養・娯楽、その他
※出典…政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 家計収支編 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1カ月間の収入と支出(2022年)」(総務省統計局)
我が家では無理せず生活費を下げる工夫をしています!
よかったら下記の記事を参考にしてみてください!
SPYDとは?
冒頭から出てたSPYDってなに?
SPYDは米国株式の上場ETFだよ!
この銘柄に投資すれば、S&P500に含まれる高配当株に分散投資することができるんだ!
- 上場ETFとは
株式市場に上場している投資信託の一種です。株式のように市場で自由に売買でき、日経平均やS&P500などの指数に連動した運用がされます。少額から分散投資ができるため、リスクが抑えられ、初心者にも人気があります。手軽に市場全体に投資できるのが特徴です。 - S&P500とは
S&P 500は、アメリカの代表的な株価指数で、米国の大企業500社の株価を基に算出されます。アップルやマイクロソフトなど、幅広い業種の企業が含まれ、市場全体の動きを反映するため、投資家によく利用されます。S&P 500に連動する投資信託やETFは、分散投資として人気があり、初心者にも始めやすいです。
SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P 500に含まれる高配当株に分散投資する米国のETFです。
SPYDの基本情報 | |
名称 | SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF |
運用会社 | State Stree社 |
ベンチマーク | S&P500高配当指数 |
資産総額 | 6,820.41百万米ドル (2024年10月14日現在) |
基準価額 | 45.48米ドル (2024年10月14日現在) |
配当利回り | 4.10% |
分配金回数/年 | 4回 |
経費率 | 0.07% |
SPYDの主な特徴
- 高い配当利回り
安定的に高い配当を支払う銘柄に投資するため、配当利回りが高めです。2024年時点で約3.5%~5%の利回りが期待できます。 - 分散投資
1つの銘柄に集中せず、複数の高配当銘柄に投資するため、リスク分散が可能です。 - 低コスト
経費率が低いため、長期投資に適しています。
SPYDは配当収入をメインにして資産を運用したい方にとって、人気の高い選択肢です!
SPYDだけに投資してサイドFIREを達成するための運用資金
では、実際にSPYDだけに投資してサイドFIREを達成するには、どれだけの資金が必要なのでしょうか?ここでは、月間の生活費ごとにシミュレーションをしてみます。
SPYDの配当利回りを4.1%として、資産収入は配当金のみとします。
※株価の成長による取り崩しは行わないものとします。
①月間生活費10万円の場合
生活費10万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間120万円です。この場合、SPYDへの投資資金は次のように計算できます。
月間生活費10万円の場合は約3,000万円必要!
必要な運用資金:10万円×12か月÷ 0.041(配当利回り) = 2926.8万円
②月間生活費20万円の場合
生活費20万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間240万円です。この場合、SPYDへの投資資金は次のように計算できます。
月間生活費20万円の場合は約5,900万円必要!
必要な運用資金:20万円×12か月÷ 0.041(配当利回り) = 5853.6万円
③月間生活費30万円の場合
生活費30万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間360万円です。この場合、SPYDへの投資資金は次のように計算できます。
月間生活費30万円の場合は約8,800万円必要!
必要な運用資金:30万円×12か月÷ 0.041(配当利回り) = 8780.5万円
我が家の場合は月間生活費は15万円だから、15万円×12か月÷0.041=4390.2万円だね!
我が家の場合はサイドFIREするのに必要な運用資金は約4,400万円だね!
まとめ
SPYDを活用してサイドFIREを目指すには、生活費に応じた資産運用計画を立てることが重要です。
年間の生活費に合わせて必要な運用資金をシミュレーションし、目標に向けて少額でも投資を続けていくことがポイントです。
生活費をとにかく抑えて、配当利回りを大きくすれば、サイドFIREまではもっと短くなりますが、身の丈にあった投資スタイルで資産運用をしていくことが大事です。
投資を始める際は、楽天証券のような低コストで便利な証券会社を活用しましょう。手数料が抑えられることで、長期的な資産形成に有利です。
私も楽天証券を利用してSPYDにも投資しています!
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
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