【実は重要?】景気敏感株とディフェンシブ株とは?業界例や見分け方を解説!

※記事にプロモーションが含まれる場合があります。

株式投資を始めるとき、「どの銘柄に投資すれば良いのか」という疑問は誰もが抱えるものです。その答えを見つけるためには、まず株式の種類や特徴を理解することが重要です。株式には様々な分類がありますが、その中でも特に重要なのが「景気敏感株」と「ディフェンシブ株」という二つのタイプです。

ぽむ

こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!

この記事はこのような人におすすめ!

  • 投資を始めたけど、いろんな銘柄があってどの銘柄にしようか決めかねている。
  • 景気敏感株ってどんな株??ディフェンシブ株と何が違うの??
  • どんなポートフォリオを組むか考えている最中。
てぃむ

投資で不況に強かったり弱かったりする株があるって聞いたことがあるけど、ほんと??

ぽむ

「景気敏感株」は景気に左右されやすく、「ディフェンシブ株」は景気後退時でも比較的強い株のことだよ詳しく解説していくね!

この記事を3行でポイント解説
  • 景気敏感株とは、経済の好不況に強く影響を受ける銘柄ディフェンシブ株は、景気の影響を受けにくい銘柄
  • 景気敏感株は自動車、鉄鋼、建設、不動産などの業界が多く、ディフェンシブ株は食品、医薬品、公共事業といった生活必需品を提供する業界が多い。
  • 企業の業績や業界の成長を見極めたうえでバランスよく投資することで、景気敏感株でも暴落は経験しても、長期的な成長が期待でき、ディフェンシブ株でも、コツコツと配当を受け取りながら長期的に資産を増やすことができる。

景気の状況によって価格変動の特性が異なるため、投資戦略を練る際に欠かせない知識となります。

高配当株投資においても、この知識は重要です。ディフェンシブ株かつ高配当株であれば、不況時でも粘り強く配当金を出してくれる可能性が高いです。

この記事では、景気敏感株とディフェンシブ株のそれぞれの特徴、さらに投資する際のポイントについて分かりやすく解説していきます。これを読めば、自分の投資スタイルに合った株式を選ぶ手助けになるはずです!

目次

景気敏感株とは?

景気敏感株とは、経済の好不況に強く影響を受ける銘柄のことです。景気が良い時には業績が伸びやすく、株価も上昇しやすい反面、景気が悪化すると業績が悪化しやすく、株価も下がる傾向があります。

景気敏感株の主な特徴

  • 景気の拡大局面で強い
    景気が上向きになると、消費者や企業の支出が増加します。このような状況では、収益が増える企業の株価も上昇しやすくなります。
  • 景気後退時に弱い
    一方で、景気が冷え込むと需要が減少するため、これらの企業の収益も落ち込みます。その結果、株価は下がりやすくなります。

ディフェンシブ株とは?

一方、ディフェンシブ株は、景気の影響を受けにくい銘柄のことです。不景気の時でも安定した需要が見込まれる業種に属しており、株価の変動が比較的穏やかです。

ディフェンシブ株の主な特徴

  • 景気に依存しない安定収益
    ディフェンシブ株の企業は、消費者の日常生活に欠かせない製品やサービスを提供しています。たとえ経済が悪化しても需要が減少しにくいため、収益の安定性が高いです。
  • 安定した配当
    ディフェンシブ株は収益が大きく変動しないため、配当金を安定して支払う企業が多いです。特に、配当を重視する投資家にとって魅力的な選択肢です。
  • ボラティリティが低い
    株価の変動が小さいため、市場全体が不安定なときにも比較的安全な資産として注目されます。
  • ボラティリティとは
    株価や為替などの値動きの大きさを表す指標です。動きが大きいと「ボラティリティが高い」、動きが小さいと「ボラティリティが低い」といいます。投資の安定性やリスクを考えるときに重要なポイントです。

景気敏感株とディフェンシブ株の具体的なセクター例

景気敏感株は、売上が個人や企業の需要の増減に大きく関わっている業界に集中している場合が多いです。

ディフェンシブ株は、生活必需品や公共サービスを提供する業界に多く見られます。以下は景気敏感株とディフェンシブ株の業界分けの例です。

ぽむ

日本は大きく17業種の分類に分けられており、景気敏感株とディフェンシブ株を分けるとこんな感じです。

日本の17業種

  • 景気敏感株
    建設・資材、素材・化学、自動車・輸送機、鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密、商社・卸売、小売、銀行、金融(除く銀行)、不動産
  • ディフェンシブ株
    食品、医薬品、電気・ガス、情報通信、運輸・物流、エネルギー資源
ぽむ

米国は大きく11のセクターに分けられており、景気敏感株とディフェンシブ株を分けるとこんな感じです。

米国の11セクター

  • 景気敏感株
    情報技術、金融、一般消費財、資本財、素材、不動産
  • ディフェンシブ株
    通信サービス、ヘルスケア、生活必需品、公益事業、エネルギー

実際は景気敏感株とディフェンシブ株の明確な基準はない!

注意していただきたいのが、「景気敏感株」と「ディフェンシブ株」は投資家が分類する概念ですが、実際は絶対的な基準や公式な分類方法は存在しません

景気敏感株とディフェンシブ株の分類は、相対的で柔軟なものとして考えるのがポイントです。
分類を参考にするのは有益ですが、最終的には個別銘柄の特性や市場環境をよく調べた上で判断することが重要です。

景気敏感株とディフェンシブ株の明確な基準ができない理由

  • 業種内でも企業ごとに特性が異なる
  • 景気の影響を受ける程度は状況次第で変化する
  • 投資家の視点によって分類が異なる

1. 業種内でも企業ごとに特性が異なる

同じ業種に属していても、企業ごとにビジネスモデルや市場の依存度が異なります。また、企業によっては複数の事業を持っていたりすることもあります。

例:食品業界はディフェンシブ株に分類されがちですが、高級食材を扱う企業は不況時に売上が減少しやすいため、景気敏感な特性を持つこともあります。

2. 景気の影響を受ける程度は状況次第で変化する

同じ企業でも、景気や市場環境によって敏感さが変わることがあります。

例:航空会社は通常、景気敏感株ですが、国内旅行需要が安定している場合は景気に影響されにくくなることがあります。

3. 投資家の視点によって分類が異なる

ある投資家にとっては景気敏感株と見える銘柄が、別の投資家にとってはディフェンシブ株に映る場合があります。

例:電力会社は安定的なディフェンシブ株と見られることが多いですが、燃料価格や政策の影響を受けやすいため、景気敏感な要素も持ち合わせています。

個別株はベータ値を活用して景気に敏感か見分ける!

ベータ値とは、市場全体の変動に対する株価の反応度を示す指標です。景気敏感株は、このベータ値が高い傾向にあります。

例えば、日経平均株価が1%値上がりした時に、ある会社が2%値上がりすれば、ベータ値は2.0と計算されます。数値が高いほど、日経平均株価(=景気の先行き)に敏感であるということです。

ベータ値の目安

  • 1以上:市場全体より株価の動きが大きい(=景気敏感株の可能性)。
  • 1以下:市場全体より株価の動きが小さい(=ディフェンシブ株の可能性)。

日本株のベータ値はこちらのサイトで調べられます→個別銘柄ベータ値- 資本コスト
米国株はこちらのサイトで調べられます(大型株のみ)→米国株ベータ値チェック-TradingView

実際に投資する際は、ベータ値だけでなく、企業の業績や業界の成長性等を総合的に見極めた上で投資することが大事です。

景気敏感株とディフェンシブ株の投資戦略はバランスが大事!

てぃむ

どちらかと言うと、不況時にも強いディフェンシブ株に投資した方が良さそうに思えたけど、どうなの??

ぽむ

ディフェンシブ株市場が好況だった時の高いパフォーマンスを受けられなかったり金利の上昇時に魅力が薄れたりする面もあるから、バランスよく投資することがおすすめだよ!

どちらの株もそれぞれ異なる特徴があるため、自分の投資スタイルや経済状況に応じてポートフォリオを組むことが重要です。以下に、それぞれの投資戦略のポイントをまとめました。

景気敏感株・ディフェンシブ株の投資のポイント

  1. 長期的な運用を前提に
    企業の業績や業界の成長を見極めたうえで投資することで、景気敏感株でも暴落は経験しても、長期的な成長が期待できます。ディフェンシブ株でも、コツコツと配当を受け取りながら長期的に資産を増やすことができます。
  2. ポートフォリオのバランスを意識する
    両者を自身の投資スタイルに沿って、適切に組み合わせることで、景気の変動によるリスクを抑えながら安定したリターンを目指せます。

まとめ

株式投資において、「景気敏感株」と「ディフェンシブ株」を理解することは、戦略的な資産運用を行う上で非常に重要です。それぞれの特性を活かすことで、景気の変動に対応しながら効果的にリスクとリターンを管理できます。

投資の目的やリスク許容度に応じて、景気敏感株とディフェンシブ株をバランスよく組み合わせることが重要です。

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ぽむ

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※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。

※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。

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この記事を書いた人

20代社会人。2019年10月から投資を始め、資産からの所得で自由な生活を手に入れるサイドFIREを目指しています。

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