配当金生活やFIRE、サイドFIREを目指す方にとって、超高配当ETF「JEPQ」に注目している方も多いのではないでしょうか?今回は、JEPQを毎週1株ずつ積立投資することで夢の配当金生活はいつ達成するのかを運用シミュレーションしてみました。
こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- JEPQで夢の配当金生活って目指せるのか、どのくらいの投資期間が必要か気になる方
- JEPQで定期的な配当金収入を将来的に得たい方
- 配当金生活の実現に前向きで、少額からでも始められる投資方法を探している方
こないだ、JEPQを毎週1株ずつ積立設定したんだ!
我が家がJEPQだけに毎週1株積立投資して配当金生活を達成するまでどれくらいに期間がかかるの?
我が家だと年間の支出が240万円程度だからの20年の期間が必要だよ!
この記事では、「JEPQだけに毎週1株ずつの積立投資」で配当金生活を実現するために必要な期間と注意点について詳しく解説していきます。
生活費によって配当金生活に必要な資金の違いがある
- 資産運用からの配当収入>家計の年間支出になれば配当金生活のゴール
- 配当金生活に必要な資金=家計の年間支出÷年間配当利回り(%)
JEPQの概要
- ベンチマーク:NASDAQ100
- 配当利回り:9.75%(2024年11月5日現在)
- 経費率:0.35%
- 特徴:NASDAQ100への分散投資、高い配当利回りと月次配当
JEPQに毎週1株ずつ投資して配当金生活を達成するための運用シミュレーション
- 年間支出120万円の場合は約1,230万円必要で14年の投資期間がいる
- 年間支出240万円の場合は約2,460万円必要で20年の投資期間がいる
- 年間支出360万円の場合は約3,700万円必要で24年の投資期間がいる
配当金生活でJEPQを選ぶときの注意点
- 保有している株式の株価が大きく上昇した場合大きな利益を逃す
- 運用の歴史が浅い(設定日:2022年5月3日)
- 必ずしも毎月配当ではない(ただ、設定後今までの間で無配当だった月はない)
- NISA口座で投資できる対象ではない
生活費によって配当金生活に必要な資金の違いがある
配当金生活を達成するためには、自分の生活費に応じて必要な運用資金が大きく変わってきます。例えば、月間生活費が10万円の家庭と30万円の家庭では、必要な資産収入が異なるため、それに応じた運用資金が必要です。
資産運用からの配当収入>家計の年間支出になれば配当金生活のゴールです。
支出(生活費)を下げれば下げるほど、夢の配当金生活は近づくってことだね!
我が家では無理せず生活費を下げる工夫をしています!
よかったら下記の記事を参考にしてみてください!
実際、配当金生活に必要な資金は、個人の生活スタイルや望む自由度によって大きく異なります。ここでは、月々の生活費別に必要な資金をシミュレーションしてみましょう。
もちろん、配当利回りは時期によって変動するため、余裕をもって資産を形成しておくことが望ましいです。
配当金生活に必要な資金とは?
- 資産運用からの資産収入>家計の年間支出
配当金生活に必要な資金の計算式
- 配当金生活に必要な資金=家計の年間支出÷年間配当利回り(%)
※以下の計算では、年間の投資による配当利回りを3%と仮定しています。
- 年間の支出が120万円の場合(月間の生活費10万円)
- 必要な資金:4,000万円 (120 ÷ 0.03 = 4,000万円)
- 年間の支出が240万円の場合(月間の生活費20万円)
- 必要な資金:8,000万円 (240万円 ÷ 0.03 = 8,000万円)
- 年間の支出が360万円の場合(月間の生活費30万円)
- 必要な資金:1億2,000万円 (360万円 ÷ 0.03 = 1億2,000万円)
このシミュレーションから分かるように、目標とする年間の支出が高くなればなるほど、必要な資金も比例して増えていきます。自分の理想のライフスタイルと現実的な資金計画のバランスを取ることが重要です。
一ヶ月あたりの生活費の平均(参考)
- 1人暮らし(単身世帯)の場合:平均161,753円/月
- 2人世帯の場合:平均255,318円/月
- 3人世帯の場合:平均304,339円/月
- 4人世帯の場合:平均330,355円/月
- 5人世帯の場合:平均357,187円/月
※生活費に含まれるもの…食料、住居、水道光熱費、家具・家事用品、衣類、保健医療、交通・通信、教育、教養・娯楽、その他
※出典…政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 家計収支編 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1カ月間の収入と支出(2022年)」(総務省統計局)
JEPQは配当金生活向けの米国ETF
JEPQってどんな株なの?
JEPQは米国株式の上場ETFだよ!
この銘柄に投資すれば、NASDAQ100指数に連動しつつ、オプションの売却を使って株式の配当金とオプションプレミアムで高配当を狙うことができるんだ!
- 上場ETFとは
株式市場に上場している投資信託の一種です。株式のように市場で自由に売買でき、日経平均やS&P500などの指数に連動した運用がされます。少額から分散投資ができるため、リスクが抑えられ、初心者にも人気があります。手軽に市場全体に投資できるのが特徴です。 - NASDAQ100とは
アメリカのNASDAQ市場に上場する代表的な100社の株価指数です。主にハイテク企業やIT関連企業が多く、アップルやアマゾンなど世界的な大企業が含まれます。テクノロジー分野の成長を反映する指数として知られており、成長性を重視した投資家に人気ですが、株価の変動が大きいのでリスク管理が重要です。 - オプション
特定の株や資産を将来の決まった価格で買う権利(コールオプション)や売る権利(プットオプション)を取引する金融商品です。権利を行使するかは投資家が選べますが、権利を買う際に費用がかかります。 - オプションプレミアム
オプションプレミアムは、オプションを買うために支払う費用のことです。プレミアムは、株価の変動や残りの期間などによって変動し、リスクに対する対価として取引されます。
JEPQ(JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF)は、NASDAQ100指数に連動しつつ、オプションの売却を使って株式の配当金とオプションプレミアムで高配当を狙う米国のETFです。
JEPQの基本情報 | |
名称 | JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF |
運用会社 | J.P.モルガン・アセット・マネジメント |
ベンチマーク | NASDAQ100指数 |
資産総額 | 17,709.13百万米ドル (2024年10月31日現在) |
基準価額 | 54.93米ドル (2024年11月5日現在) |
配当利回り | 9.75% |
分配金回数/年 | 12回 |
経費率 | 0.35% |
JEPQの主な特徴
- 高い配当利回り
ナスダック100へ投資している株式の配当金とオプションプレミアムで、配当利回りがかなり高めです。約8%~10%の利回りが期待できます。 - 分散投資
1つの銘柄に集中せず、ナスダック100銘柄に投資するため、リスク分散が可能です。 - 月次配当
毎月配当金が支払われるため、定期的な収入として活用できます。
JEPQは毎月の配当収入をメインにして資産を運用したい方にとって、人気の高い選択肢です!もっと詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。
JEPQに毎週1株ずつ投資して配当金生活を達成するための運用シミュレーション
では、実際にJEPQだけに毎週1株ずつ投資して配当金生活を達成するには、どれだけの資金と期間が必要なのでしょうか?ここでは、年間支出ごとにシミュレーションをしてみます。
JEPQの配当利回りを9.75%として、資産収入は配当金のみとします。
※株価の成長による切り崩しは行わないものとします。
今回の運用シミュレーションの想定
- 初期投資額は0円
- 為替レートは1ドル150円の固定
- JEPQの株価は1株55.00ドルの固定
- 配当利回り=9.75%の固定
- 毎週1株ずつ=月間で4.33株(52週で52株÷12ヶ月分=4.33株/月)ずつの購入として計算
- 配当金の再投資を行わない
※留意点として、為替リスク/株価変動リスク/減配リスクが伴います。
①年間支出120万円の場合
月間の生活費10万円の場合、配当金生活を送るために必要な資産収入は年間120万円です。この場合、JEPQ への投資資金は次のように計算できます。
年間支出120万円の場合は約1,230万円必要!
配当金生活達成時に必要な運用資金:120万円÷ 0.0975(配当利回り) = 1230.8万円
毎週1株ずつのJEPQ積立を14年間行う必要がある!
運用シミュレーションからすると14年目に達成できそうです!
②年間支出240万円の場合
月間の生活費20万円の場合、配当金生活を送るために必要な資産収入は年間240万円です。この場合、JEPQ への投資資金は次のように計算できます。
年間支出240万円の場合は約2,460万円必要!
配当金生活達成時に必要な運用資金:240万円÷ 0.0975(配当利回り) = 2461.5万円
毎週1株ずつのJEPQ積立を20年間行う必要がある!
運用シミュレーションからすると20年目に達成できそうです!
③年間支出360万円の場合
月間の生活費30万円の場合、配当金生活を送るために必要な資産収入は年間360万円です。この場合、JEPQ への投資資金は次のように計算できます。
年間支出360万円の場合は約3,700万円必要!
配当金生活達成時に必要な運用資金:360万円÷ 0.0975(配当利回り) = 3692.3万円
毎週1株ずつのJEPQ積立を24年間行う必要がある!
運用シミュレーションからすると24年目に達成できそうです!
下記はグラフの元データです。ご自身にあった配当金生活を送るための資産残高を探してみてください。
配当金生活でJEPQを選ぶときの注意点
JEPQって超高配当だけあって配当金生活までかなり早いような気がする。しかも、毎月配当は配当金生活する上でメリットだね!
でも、JEPQにも考慮しなければならない注意点があるんだ!
JEPQの注意点
- 保有している株式の株価が大きく上昇した場合大きな利益を逃す
- 運用の歴史が浅い
- 必ずしも毎月配当ではない
- NISA口座で投資できる対象ではない
資産運用する上で、一部の投資先として「JEPQ」を組み込むことをおすすめします。※リスク許容度にもよります。
①株価が急騰した場合、大きな利益を逃すリスク
カバードコール戦略の特性上、株価の大幅な上昇時には、その上昇分の利益を得ることが難しいという点です。
(例)
100万円の株式を保有しており、1か月後に150万円に上がったとしても、オプションを売ったために120万円で株を売らなければなりません。
つまり、大きなキャピタルゲインを逃してしまう可能性があるのです。
カバードコール戦略では、オプション売却によって得られるプレミアム収入が優先されるため、株価が大幅に上昇した際には、その恩恵を十分に受けられない場合があります。
②運用の歴史が浅い
JEPQは、2022年5月3日に設立され、NASDAQで取引されていますが、比較的歴史が浅い商品になりますので、コロナショックやリーマンショックなどの暴落を経験していません。
暴落時どういった値動きをするのか、予想しにくいといったリスクがあります。
③必ずしも毎月配当ではない
JEPQは毎月分配金を支払うことを目指しますが、運用状況等により分配金額および分配金利回りが変動し、分配金が支払われないこともあります。
また、予期せぬ減配の可能性もあるので、注意が必要です。
運用開始から現在まで(2024年11月まで)は毎月配当がありました。
④NISA口座では投資できる対象ではない
現在、毎月配当の商品(JEPQの他にJEPIやQYLD等)にはNISA口座を利用して、投資することができません。特定口座や一般口座を使って投資することになるので、売却益には税金がかかります。
まとめ
JEPQに毎週1株ずつ積立投資をして配当金生活を送るためには、生活費に応じた資産運用計画を立てることが重要です。年間の生活費に合わせて必要な運用資金をシミュレーションし、目標に向けて少しずつ投資を続けていくことがポイントです。
生活費をとにかく抑えて、投資額を大きくすれば、配当金生活まではもっと短くなりますが、身の丈にあった投資スタイルで資産運用をしていくことが大事です。
投資を始める際は、低コストで便利な証券会社を活用しましょう。手数料が抑えられることで、長期的な資産形成に有利です。
私もJEPQに楽天証券を活用して投資しており、毎週1株積立設定をしています!
初心者でも操作性抜群!総合力No.1のおすすめの証券会社!
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- 楽天ポイントで投資が可能
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
我が家では、2019年10月から投資をはじめ、サイドFIREに向け資産形成をしております。20代の片働き4人家族の家庭が資産運用をして、サイドFIREまで一体どのくらいかかるのか。サイドFIREは、人生における魅力的な選択肢の一つです。サイドFIREなら、多くの人々にとって実現可能な目標です。
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