高配当投資を始めたい方にとって、安定した配当収入を目指せるETFはとても魅力的です。その中でも注目されているのが、米国株市場の高配当ETF「SPYD」です。この記事では、SPYDの特徴、リスク、構成銘柄について詳しく解説します。さらに、SPYDをどのように活用して資産運用を行えば良いか考察もします。
こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!
この記事はこのような人におすすめ!
- 高配当株投資を始めたいけど、どの銘柄から始めたら良いか決めかねている。
- SPYDはどんな特徴があるのか気になる。
- SPYDの銘柄をチェックしてみて投資するか考えたい。
高配当株投資でSPYDはおすすめなの??
一言で言えば「おすすめ」だよ!私も資産の3分の1はSPYDで構成しているぐらいなんだ。
配当金で生活費を賄っていく考えを持っている方はおすすめだよ!
SPYDの概要
- ベンチマーク:S&P500高配当指数
- 配当利回り:4.04%(2024年10月25日現在)
- 経費率:0.07%
SPYDの魅力とリスク(メリット・デメリット)
- 魅力:高い配当利回りと低コストな点
- リスク:SPYDは不動産や金融、公益事業の銘柄を中心に構成されており、金融や不動産のセクターは景気の影響を受けやすい。また株価の成長は見込みにくい。
SPYDの将来性と投資する上でのポイント
- 将来性:S&P500と同じような株価の上昇は期待できないが、ゆるやかに株価の成長はすると考えてよい。長期的な利回り平均は3~4%が期待できそう。
- 投資のポイント:配当金で生活費等を補填していきたいと考えている方はポートフォリオの一部に組み込むことはおすすめ。分配金の再投資もおすすめ。
「SPYD」の概要
「SPYD」の基本情報
SPYDの設定来の株価推移はこんな感じです。
SPYDの基本情報 | |
名称 | SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF |
運用会社 | State Stree社 |
ベンチマーク | S&P500高配当指数 |
資産総額 | 6,804.82百万米ドル (2024年9月30日現在) |
基準価額 | 45.20米ドル (2024年10月25日現在) |
配当利回り | 4.04% |
分配金回数/年 | 4回 |
経費率 | 0.07% |
設定日 | 2015年10月22日 |
SPYDの構成銘柄は、米国市場を代表する500社で構成されるS&P500のうち、特に配当利回りが高い80社にほぼ均等に投資を行い構成されています。
配当利回りは比較的高配当です。
SPYDに投資することで間接的にS&P500の高配当銘柄80社に投資を行ってるってことだね!
「SPYD」の分配金履歴(2022~2024/9)
変動はありますが、0.37~0.65ドル程度の分配金があります。
権利落ち日 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2024/09/20 | 0.4570 |
2024/06/21 | 0.4869 |
2024/03/15 | 0.3729 |
合計 | 1.3169 |
権利落ち日 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2023/12/15 | 0.5339 |
2023/09/15 | 0.4408 |
2023/06/16 | 0.4653 |
2023/03/17 | 0.3874 |
合計 | 1.8276 |
権利落ち日 | 分配金(米ドル) |
---|---|
2022/12/16 | 0.5072 |
2022/09/16 | 0.4183 |
2022/06/17 | 0.4049 |
2022/03/18 | 0.6527 |
合計 | 1.9833 |
※分配金をもらうためには、権利落ち日の前日までに購入します。上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
「SPYD」の主要構成銘柄・セクター比率
SPYDの主要構成銘柄です。
銘柄名 | 組入比率 |
KELLANOVA | 1.62% |
BXP INC | 1.50% |
KENVUE INC | 1.45% |
WILLIAMS COS INC | 1.42% |
VENTAS INC | 1.41% |
ENTERGY CORP | 1.41% |
GILEAD SCIENCES INC | 1.38% |
PHILIP MORRIS INTERNATIONAL | 1.36% |
STANLEY BLACK + DECKER INC | 1.36% |
KINDER MORGAN INC | 1.36% |
「SPYD」の構成銘柄を100%知っているわけではなく、SPYDとしての特徴やリスクを考慮した結果で投資を行っております。
上記の中で、私が知っている会社ってフィリップモリスぐらいですね。
SPYDの構成銘柄の入れ替えは年に2回行われます。
次にSPYDのセクター比率です。
業種 | 組入比率 |
不動産 | 24.16% |
金融 | 16.91% |
公益事業 | 17.92% |
生活必需品 | 11.32% |
ヘルスケア | 7.34% |
素材 | 5.90% |
エネルギー | 5.28% |
コミュニケーション・サービス | 3.72% |
一般消費財・サービス | 3.47% |
資本財・サービス | 2.62% |
情報技術 | 1.37% |
上位3セクターで約6割ほどを占めています。
「SPYD」の特徴と魅力(メリット)
SPYDってどんな特徴と魅力があるの?
SPYDは米国株式の上場ETFだよ!
この銘柄に投資すれば、S&P500に含まれる高配当株に分散投資することができるんだ!
- 上場ETFとは
株式市場に上場している投資信託の一種です。株式のように市場で自由に売買でき、日経平均やS&P500などの指数に連動した運用がされます。少額から分散投資ができるため、リスクが抑えられ、初心者にも人気があります。手軽に市場全体に投資できるのが特徴です。 - S&P500とは
S&P 500は、アメリカの代表的な株価指数で、米国の大企業500社の株価を基に算出されます。アップルやマイクロソフトなど、幅広い業種の企業が含まれ、市場全体の動きを反映するため、投資家によく利用されます。
SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P 500に含まれる高配当株に分散投資する米国のETFです。
SPYDの主な特徴・魅力
- 高い配当利回り
安定的に高い配当を支払う銘柄に投資するため、配当利回りが高めです。2024年時点で約3.5%~5%の利回りが期待できます。 - 分散投資
1つの銘柄に集中せず、複数の高配当銘柄に投資するため、リスク分散が可能です。 - 低コスト
経費率が低いため、長期投資に適しています。
SPYDは配当収入をメインにして資産を運用したい方にとって、人気の高い選択肢です!
SPYDで経済的自立を目指すのであれば、配当利回り4%、月間の生活費が20万円だとして、6,000万円投資をすれば、月々の生活費をまかなえます。(月間生活費20万円×12ヶ月÷0.04=6,000万円)
「SPYD」のリスク(デメリット)
SPYDのリスクってどんな点??
SPYDは景気の変動をかなり受けやすい弱点があるんだ!
SPYDの弱点・リスク
- 不況時の影響を受けやすい
SPYDは不動産や金融、公益事業の銘柄を中心に構成されており、金融や不動産のセクターは景気の影響を受けやすいため、価格が変動しやすいETFと言えます。 - 配当の減配リスク
米国株では比較的少ない頻度ですが、高配当銘柄は、業績が悪化した場合に配当が削減されることもあります。SPYDは配当重視のポートフォリオを組んでいますが、配当が安定しない可能性もあるため、配当金の推移を見ながら投資を続けることが大切です。 - 株価の成長は見込みにくい
SPYDは高い配当金重視のため、株価の成長を待ってから売却する運用(キャピタルゲインを狙う)には向いておりません。
「SPYD」の将来性と投資する上でのポイント(考察)
私の意見も踏まえて、考察していきます。
「SPYD」の将来性
- 株価について
米国のS&P500の中でも高配当株80銘柄に投資しており、景気の影響を受けやすい不動産や金融の銘柄を中心に構成しているので、米国市場の景気に大きく左右されます。暴落はしっかりくらいますが、ゆるやかに株価の成長もすると考えてよいと思います。ただ、S&P500と同じような上昇は期待できません。 - 配当金について
変動はありますが安定的に推移しそうです。長期的な利回り平均は3~4%が期待できそうです。ただし、為替の影響を受けることを念頭に置いててください。 - 投資銘柄への適応力
SPYDは年に2回組入銘柄の変更を行うことで、アップデートしていきます。そのため、長期的な環境の変化への適応力があると考えます。
「SPYD」を投資する上でのポイント
- 分散投資の一環として
SPYDは、他のETFやインデックスファンドとの組み合わせにより、分散投資でポートフォリオの安定性を高める手段となります。 - 配当収入を重視するなら
配当利回りが高いことから、キャッシュフローを重視する方にとっては魅力的です。特に、配当金でFIREやサイドFIREを目指す方にとっては、ポートフォリオの一部に入れるべき銘柄です。
経済的自由を達成するまでは、配当を再投資して、さらに株式投資を加速させることがおすすめです。
まとめ
SPYDは、高配当株投資を始めたい方にとって非常に魅力的なETFです。安定した配当収入を得られる可能性があり、分散投資でリスクも抑えられるのが特徴です。
この記事を見て、「自分も運用をやってみよう」と思った人は、ぜひ証券口座を開設してください。
私たちがおすすめしている証券口座は、以下の2つです。
投資を始める際は、低コストで便利なネット証券を活用しましょう。手数料が抑えられることで、長期的な資産形成に有利です。
私もSPYDに投資しており、楽天証券とSBI証券を利用しています!
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※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
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