【高配当ETF】VYMだけでサイドFIREを目指すには?運用シミュレーション!

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サイドFIREを目指している方なら、インデックス投資でも高配当株投資でも人気のETF「VYM」に注目している方も多いのではないでしょうか?今回は、VYMだけに投資してサイドFIREを達成するにはいくら必要なのかをシミュレーションしてみました。

ぽむ

こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!サイドFIREに向け、投資や節約に関する情報発信しています!

この記事はこのような人におすすめ!

  • VYMの銘柄をチェックしてみてサイドFIREに向けて投資するか考えたい。
  • VYMでサイドFIREを目指すことはができるのか気になっている
  • VYMだけでサイドFIRE目指しても良いのか?いくら必要なのか?

我が家では、2019年10月から投資をはじめ、サイドFIREに向け資産形成をしております20代の片働き4人家族の家庭が資産運用をして、サイドFIREまで一体どのくらいかかるのかサイドFIREは、人生における魅力的な選択肢の一つです。サイドFIREなら、多くの人々にとって実現可能な目標です。

この記事では、サイドFIREの概要や、生活費に応じた必要な運用資金、そしてVYMの概要について詳しく解説します。

てぃむ

我が家がVYMだけに投資してサイドFIREするとしたらいくら必要なの?

ぽむ

我が家だと約万円の資産が必要だよ!

この記事のポイント

サイドFIREとは?

  • 労働による収入と資産収入(投資による配当金等)を組み合わせて、生活資金を確保する方法

サイドFIREに必要な資金

  • 資産運用からの資産収入=家計の生活費(月間固定費+食費+日用品費)の捻出

VYMの概要

  • 配当利回り2.80%(2024年10月25日現在)
  • 経費率0.06%

VYMだけに投資した時サイドFIREに必要な資金

  • 月間生活費10万円の場合は約4,300万円必要
  • 月間生活費20万円の場合は約8,600万円必要
  • 月間生活費30万円の場合は約1億2,900万円必要
  • VYMだけに投資してサイドFIREするにはかなりの資金が必要となる。

VYMでサイドを目指す上でのポイント

  • VYMの割合:多くても資産の30%~50%(身の丈に合った割合にしてください。)
  • キャッシュフローを特に求める場合超高配当株であるJEPQやJEPI高配当株であるSPYDと組み合わせる
  • 売却の必要はないすでにVYM保有しているなら売却することはない

これから投資を始めようと考えている方や、すでに投資を行っているけどより効率的な方法を探している方に、参考になる内容だと思います。

目次

そもそもサイドFIREって?

てぃむ

まず「FIRE」ってどういうこと??

「FIRE」という単語が流行ってますが、Financial Independence, Retire Early」の頭文字で経済的に自立し、早期に退職するという意味です。

FIREするとどのような良いことが待ち受けているのか。

  • 人生の舵を自分で握れる
  • 好きなことに最大限の時間をあてることができる
  • 仕事をしなくても大丈夫

なんて素敵な話なんでしょうか。

しかし、一般的にFIREするには年間支出の25倍の資産が必要と言われています。年間支出が300万円であれば、7500万円の資産が必要となります。

てぃむ

年収400万円のサラリーマン凡人(夫)だと7500万円の資産を簡単に築き上げるのは気が遠くなるぐらいの時間がかかるね

ぽむ

だから、まずは少しハードルの低い「サイドFIRE」を目指すんだ

てぃむ

なるほど。「FIRE」ではなく「サイドFIRE」ってなんなの??

サイドFIREとは?

すべての生活資金を労働による収入により確保するのではなく、労働による収入と資産収入(投資による配当金等)を組み合わせて、生活資金を確保する方法

サイドFIREがおすすめの理由とは?

  1. 自分のペースで仕事をすることができる
  2. リスクを抑えつつ、徐々に経済的自由(FIRE)を目指せる
  3. ワークライフバランスを保ちながら、将来の安定を確保できる

サイドFIREを目指す理由はさまざまでしょうが、多くの人が、時間的な自由を手に入れつつ、経済的にも安定を求めています。特に、家族との時間を大切にしたい方や、自分のペースで働きたい方に人気です。

ぽむ

下記の2つの記事で詳しく解説しておりますので、良ければ参考にしてください。

生活費によるサイドFIREに必要な資金の違い

サイドFIREを達成するためには、自分の生活費に応じて必要な運用資金が大きく変わってきます。例えば、月間生活費が10万円の家庭と30万円の家庭では、必要な資産収入が異なるため、それに応じた運用資金が必要です。

ぽむ

私たちは資産運用からの資産収入=家計の生活費(固定費+食費+日用品費)にかかる部分の捻出サイドFIREのゴールとしています。

てぃむ

我が家だと、月間生活費(予算)は15万円程度だね!
生活費が資産収入から出れば生活に余裕ができるね!

実際、サイドFIREに必要な資金は、個人の生活スタイルや望む自由度によって大きく異なります。ここでは、月々の生活費別に必要な資金をシミュレーションしてみましょう。

もちろん、配当利回りは時期によって変動するため、余裕をもって資産を形成しておくことが望ましいです。

サイドFIREに必要な資金の計算式(生活費基準の場合)

  • サイドFIREに必要な資金=月々の生活費×12ヶ月÷年間配当利回り(%)×100

※以下の計算では、年間の投資による配当利回りを3%と仮定しています。

  1. 月々の生活費が10万円の場合
    • 必要な資金:4,000万円 (10万円 × 12ヶ月 ÷ 0.03 = 4,000万円)
  2. 月々の生活費が20万円の場合
    • 必要な資金:8,000万円 (20万円 × 12ヶ月 ÷ 0.03 = 8,000万円)
  3. 月々の生活費が30万円の場合
    • 必要な資金:1億2,000万円 (30万円 × 12ヶ月 ÷ 0.03 = 1億2,000万円)

このシミュレーションから分かるように、目標とする生活費が高くなればなるほど、必要な資金も比例して増えていきます。自分の理想のライフスタイルと現実的な資金計画のバランスを取ることが重要です。

一ヶ月あたりの生活費の平均(参考)

  • 1人暮らし(単身世帯)の場合:平均161,753円/月
  • 2人世帯の場合:平均255,318円/月
  • 3人世帯の場合:平均304,339円/月
  • 4人世帯の場合:平均330,355円/月
  • 5人世帯の場合:平均357,187円/月

※生活費に含まれるもの…食料、住居、水道光熱費、家具・家事用品、衣類、保健医療、交通・通信、教育、教養・娯楽、その他
※出典…政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 家計収支編 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1カ月間の収入と支出(2022年)」(総務省統計局)

ぽむ

我が家では無理せず生活費を下げる工夫をしています!
よかったら下記の記事を参考にしてみてください!

「VYM」の概要

「VYM」の基本情報

ぽむ

VYMは株価が右肩上がりで、高配当を出してくれる比較的優良な米国ETFです。

VYMの基本情報
名称バンガード・米国高配当株式ETF
運用会社バンガード社
ベンチマークFTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
資産総額58,942.03百万米ドル
(2024年9月30日現在)
基準価額128.43米ドル
(2024年10月25日現在)
配当利回り2.80%
(2024年10月25日現在)
分配金回数/年4回(権利落ち日は3.6.9.12月中旬頃)
経費率0.06%
設定日2006/11/10
(一部引用):楽天証券「VYM銘柄詳細」

「VYM」の特徴・魅力

てぃむ

VYMの特徴ってどんな感じ?

ぽむ

VYMは米国株式の上場ETFだよ!
この銘柄に投資すれば、米国の高配当株に分散投資することができるんだ!

  • 上場ETFとは
    株式市場に上場している投資信託の一種です。株式のように市場で自由に売買でき、日経平均やS&P500などの指数に連動した運用がされます。少額から分散投資ができるため、リスクが抑えられ、初心者にも人気があります。手軽に市場全体に投資できるのが特徴です。

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、米国の優良企業で高配当を提供する銘柄に投資するETFです。S&P500のように市場全体をカバーするETFと異なり、VYMは特に高配当銘柄にフォーカスしており、定期的な配当収入をもたらすことを目的としています。これにより、長期的な資産形成だけでなく、安定したキャッシュフローを求める投資家にとっても魅力的な選択肢です。

VYMの主な構成銘柄には、エネルギー、金融、ヘルスケアセクターの大手企業が含まれ、リスク分散も考慮されています。特に配当利回りが高いことから、VYMは多くのFIREやサイドFIREを目指す投資家にも支持されています。

「VYM」の主な特徴と魅力

  1. 高配当利回り:S&P500よりも高い配当利回りを提供
  2. 低コスト:運用コスト(経費率0.06%)が低く、長期投資に適している
  3. 分散投資:約440銘柄に投資しているため、リスクが分散されている
  4. 安定性:大手企業中心の投資で、比較的安定した運用が期待できる
ぽむ

米国高配当ETF「HDV」「SPYD」と比較した時、「VYM」は純資産残高やトータルリターンが一番大きいところも魅力です。

ぽむ

VYMは株価の成長も狙いつつ配当収入も期待して資産を運用したい方にとって、人気の高いETFです!

VYMだけに投資してサイドFIREを達成するための運用資金

では、実際にVYMだけに投資してサイドFIREを達成するには、どれだけの資金が必要なのでしょうか?ここでは、月間の生活費ごとにシミュレーションをしてみます。

ぽむ

VYMの配当利回りを2.8%として、資産収入は配当金のみとします。
※株価の成長による取り崩しは行わないものとします。

①月間生活費10万円の場合

生活費10万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間120万円です。この場合、VYMへの投資資金は次のように計算できます。

月間生活費10万円の場合は約4,300万円必要!

必要な運用資金:10万円×12か月÷ 0.028(配当利回り) = 4285.7万円

②月間生活費20万円の場合

生活費20万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間240万円です。この場合、VYMへの投資資金は次のように計算できます。

月間生活費20万円の場合は約8,600万円必要!

必要な運用資金:20万円×12か月÷ 0.028(配当利回り) = 8571.4万円

③月間生活費30万円の場合

生活費30万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間360万円です。この場合、VYMへの投資資金は次のように計算できます。

月間生活費30万円の場合は約1億2,900万円必要!

必要な運用資金:30万円×12か月÷ 0.028(配当利回り) = 1億2857.1万円

てぃむ

我が家の場合は月間生活費は15万円だから、15万円×12か月÷0.028=6428.5万円だね!

ぽむ

我が家の場合はサイドFIREするのに必要な運用資金は約6,500万円だね!

てぃむ

VYMでサイドFIREを目指すなら、計算してみると相当な資産が必要になるね…。

ぽむ

VYMの場合は資産の取り崩し(少しずつVYMを売却していく方法)も併せて考えた方がよさそうだね。
下記の記事で取り崩しに触れていますので良ければご覧下さい。

VYMでサイドを目指す上でのポイント

VYMを活用してサイドFIREを目指すには、配当金だけではかなりの資産が必要になってきますので、サイドFIRE時には、取り崩しも必要になってくると思っていた方が良いです。

ぽむ

生活費をとにかく抑えて、配当利回りを大きな株に投資すれば、サイドFIREまではもっと短くなりますが、身の丈にあった投資スタイルで資産運用をしていくことが大事です。

VYMでサイドFIREを目指す上でのポイント

  • VYMの割合:多くても資産の30%~50%(身の丈に合った割合にしてください。)
    すべての資産をVYMに投資することはおすすめしませんが、優良なETFなので、資産比率は高くても良いでしょう。ただし、VYMの資産が多ければ多いほど、キャッシュフローは見込みにくくなります。長期で積立し投資していくうえで、資産は分散による投資を行うことが大事です。
  • キャッシュフローを特に求める場合:超高配当株であるJEPQやJEPI、高配当株であるSPYDと組み合わせる
    上記の銘柄にも投資することで、VYMでキャピタルゲインを狙いつつ、さらに高配当株に分散投資し配当金によるインカムゲインを狙えます。
  • 売却の必要はない:すでにVYM保有しているなら売却することはない
    現在VYMを保有しているなら、米国の優良なETFなので、わざわざ売却して他の株での運用することを検討する必要はないと思います。

この記事を見て、「自分も運用をやってみよう」と思った人は、ぜひ証券口座を開設してください。

私たちがおすすめしている証券口座は、以下の2つです。

投資を始める際は、低コストで便利なネット証券を活用しましょう。手数料が抑えられることで、長期的な資産形成に有利です。

ぽむ

私もVYMに投資しており、楽天証券とSBI証券を利用しています!

楽天証券

初心者でも操作性抜群!総合力No.1のおすすめの証券会社!

  • 業界屈指の取扱商品数&格安手数料
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  • 楽天ポイントで投資が可能
SBI証券

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  • 業界屈指の取扱商品数&格安手数料
  • 2023年オリコン顧客満足度ランキングのネット証券部門においてNo.1
  • VポイントやPontaポイントで投資が可能

※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。

※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。

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この記事を書いた人

20代社会人。2019年10月から投資を始め、資産からの所得で自由な生活を手に入れるサイドFIREを目指しています。

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