サイドFIREや完全FIREを目指している方なら、超高配当ETF「QYLD」に注目している方も多いのではないでしょうか?
今回は、QYLDだけに投資してサイドFIREを達成するにはいくら必要なのかをシミュレーションしてみました。



こんにちは、サラリーマン2児のパパでサイドFIREを目指しているぽむ(@haitokin_pom)です!投資、節約や日常に関する情報発信していますので、ぜひフォローお願いします!
この記事はこのような人におすすめ!
- 超高配当のQYLDをチェックしてみてサイドFIREや完全FIREに向けて投資するか考えたい。
- VYMやSPYDよりも、QYLDだったら早くサイドFIREを目指すことができるのではないかと気になっている
- QYLDだけでサイドFIRE目指しても良いのか?いくら必要なのか?



QYLDだけに投資してサイドFIREするとしたらいくら必要なの?



我が家だと約1,570万円の資産が必要だよ!
- サイドFIREは、労働による収入と資産収入(投資による配当金等)を組み合わせて、生活資金を確保する方法。
- QYLDは、NASDAQ100指数に連動しつつ、オプションプレミアムで高配当を狙う米国のETF。
- 月間の生活費が20万円の場合、QYLDに投資し、サイドFIREに必要な運用資金は20万円×12か月÷ 0.1146(配当利回り) = 2094.2万円
この記事では、サイドFIREの概要や、生活費に応じた必要な運用資金、そしてQYLDの特徴について詳しく解説します。
我が家では、2019年10月から投資をはじめ、サイドFIREを通過点としてゆくゆくはFIREを目指して資産形成をしております。20代4人家族の家庭が資産運用をして、サイドFIRE/FIREまで一体どのくらいかかるのか。
サイドFIRE/FIREは、人生における魅力的な選択肢の一つです。通過点であるサイドFIREであれば、多くの人々にとって実現可能な目標です。サイドFIREに関する記事は下記を参考にしてみてください。


そもそもサイドFIREって?



まず「FIRE」ってなんのことか、おさらいしておきたいな。
「FIRE」という単語が流行ってますが、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で経済的に自立し、早期に退職するという意味です。
FIREするとできること
- 自由な時間を手に入れることができる
- 好きなことに最大限の時間をあてることができる
- 働かなくても大丈夫!
しかし、一般的にFIREするには年間支出の25倍の資産が必要と言われています。年間支出が300万円であれば、7500万円の資産が必要となります。



年収400万円のサラリーマン凡人(夫)だと7500万円の資産を簡単に築き上げるのは気が遠くなるぐらいの時間がかかるね。



だから、まずは少しハードルの低い「サイドFIRE」を目指すんだ



なるほど。「FIRE」ではなく「サイドFIRE」ってなんなの??
サイドFIREとは?
すべての生活資金を労働による収入により確保するのではなく、労働による収入と資産収入(投資による配当金等)を組み合わせて、生活資金を確保する方法。
サイドFIREがおすすめの理由とは?
- 自分のペースで仕事をすることができる。
- リスクを抑えつつ、徐々に経済的自由(FIRE)を目指せる。
- ワークライフバランスを保ちながら、将来の安定を確保できる。
サイドFIREを目指す理由はさまざまでしょうが、多くの人が、時間的な自由を手に入れつつ、経済的にも安定を求めています。特に、家族との時間を大切にしたい方や、自分のペースで働きたい方に人気です。



下記の2つの記事で詳しく解説しておりますので、良ければ参考にしてください。


生活費によるサイドFIREに必要な資金の違い
サイドFIREを達成するためには、自分の生活費に応じて必要な運用資金が大きく変わってきます。例えば、月間生活費が10万円の家庭と30万円の家庭では、必要な資産収入が異なるため、それに応じた運用資金が必要です。



私たちは資産運用からの資産収入=家計の生活費(固定費+食費+日用品費)にかかる部分の捻出がサイドFIREのゴールとしています。



我が家だと、月間生活費(予算)は15万円程度だね!
生活費が資産収入から出れば生活に余裕ができるね!
サイドFIREに必要な金額の計算方法(ぽむふぁみりー流)
- 月々の生活費(固定費+食費+日用品費)を算出する。
(例)固定費10万円+食費4万円+日用品費2万円=16万円 - その金額を12倍(年間の生活費)して、資産運用している配当利回り〇%で割り100倍する。
(例)月々の生活費16万円×12か月÷配当利回り5%×100=約3,840万円 - 生活費以外の部分(交際費や旅行代等)を算出し、労働によりその部分をカバーします。
※以下の計算では、年間の投資による配当利回りを4%と仮定しています。
- 月々の生活費が10万円の場合
- 必要な資金:3,000万円 (10万円 × 12ヶ月 ÷ 0.04 = 3,000万円)
- 月々の生活費が20万円の場合
- 必要な資金:6,000万円 (20万円 × 12ヶ月 ÷ 0.04 = 6,000万円)
- 月々の生活費が30万円の場合
- 必要な資金:9,000万円 (30万円 × 12ヶ月 ÷ 0.04 = 9,000万円)
生活費 | 必要な年間配当 | 必要な資産(配当利回り4%想定) |
10万円 | 120万円 | 3000万円 |
20万円 | 240万円 | 6000万円 |
30万円 | 360万円 | 9000万円 |
このシミュレーションから分かるように、目標とする生活費が高くなればなるほど、必要な資金も比例して増えていきます。自分の理想のライフスタイルと現実的な資金計画のバランスを取ることが重要です。



生活費が少し変わっただけでかなりの資産が必要になるんだね。



無理をしないで生活費を下げる工夫をして、余った分を投資へコツコツ入金していくことが大事なんだ。
一ヶ月あたりの生活費の平均(参考)
- 1人暮らし(単身世帯)の場合:平均161,753円/月
- 2人世帯の場合:平均255,318円/月
- 3人世帯の場合:平均304,339円/月
- 4人世帯の場合:平均330,355円/月
- 5人世帯の場合:平均357,187円/月
※生活費に含まれるもの…食料、住居、水道光熱費、家具・家事用品、衣類、保健医療、交通・通信、教育、教養・娯楽、その他
※出典…政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 家計収支編 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1カ月間の収入と支出(2022年)」(総務省統計局)



我が家では無理せず生活費を下げる工夫をしています!
よかったら下記の記事を参考にしてみてください!




QYLDってサイドFIRE時の投資先にはおすすめ??



「QYLD」ってどんな株なの?



QYLDは米国株式の上場ETFだよ!
この銘柄に投資すれば、NASDAQ100指数に連動を目指しつつ、オプションの売却を使って、株式の配当金とオプションプレミアムで高配当を狙うことができるんだ!
- 上場ETFとは
株式市場に上場している投資信託の一種です。株式のように市場で自由に売買でき、日経平均やS&P500などの指数に連動した運用がされます。少額から分散投資ができるため、リスクが抑えられ、初心者にも人気があります。手軽に市場全体に投資できるのが特徴です。 - NASDAQ100とは
アメリカのNASDAQ市場に上場する代表的な100社の株価指数です。主にハイテク企業やIT関連企業が多く、アップルやアマゾンなど世界的な大企業が含まれます。テクノロジー分野の成長を反映する指数として知られており、成長性を重視した投資家に人気ですが、株価の変動が大きいのでリスク管理が重要です。
QYLDは、米国の著名な資産運用会社Global Xが提供する高配当ETFで、正式名称は「Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF」です。このETFは、アメリカの代表的な株価指数である「NASDAQ100」を対象とし、その上にカバード・コール戦略を取り入れて高い配当を生み出しています。



NASDAQ100への連動を目指しつつも、株価のみを長期的に見てみると下落傾向なので、注意が必要な銘柄でもあります。
QYLDの基本情報 | |
名称 | グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF |
運用会社 | Global X社 |
ベンチマーク | CBOE NASDAQ-100 BuyWrite指数 |
資産総額 | 8,793.36百万米ドル (2025年2月28日現在) |
基準価額 | 16.97米ドル (2025年3月14日現在) |
配当利回り | 11.46%(2025年3月14日現在) |
分配金回数/年 | 12回 |
経費率 | 0.60% |
設定日 | 2013年12月12日 |



QYLDのすべて理解するにはかなり難しいですが、主な特徴を抑えれば、OKです。もっと詳しく知りたい方は、GLOBAL X社のQYLDファンド概要をご覧ください。
QYLDの主な特徴(メリット)
- 分散投資と高い配当利回り
1つの銘柄に集中せず、NASDAQ100銘柄に分散投資し、保有している株式のオプションプレミアムで、配当利回りがかなり高めです。約10%~12%の利回りが期待できます。 - 月次配当
毎月配当金が支払われるため、定期的な収入として活用できます。



なので、QYLDの配当の月次利回りは最大1%になるということです。



QYLDは毎月のキャッシュフローを得たい方にとって、人気のある選択肢だね!


QYLDだけに投資してサイドFIREを達成するための運用資金
では、実際にQYLDだけに投資してサイドFIREを達成するには、どれだけの資金が必要なのでしょうか?ここでは、月間の生活費ごとにシミュレーションをしてみます。



QYLDの配当利回りを11.46%として、資産収入は配当金のみとします。
※株価の成長による切り崩しは行わないものとします。
②月間の生活費10万円の場合
月間の生活費が10万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間120万円です。この場合、QYLDへの投資資金は次のように計算できます。
月間生活費10万円の場合は約1,050万円必要!
必要な運用資金:10万円×12か月÷ 0.1146(配当利回り) = 1047.1万円
②月間の生活費20万円の場合
月間の生活費が20万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間240万円です。この場合、QYLDへの投資資金は次のように計算できます。
月間生活費20万円の場合は約2,100万円必要!
必要な運用資金:20万円×12か月÷ 0.1146(配当利回り) = 2094.2万円
③月間の生活費30万円の場合
月間の生活費が30万円なので、サイドFIREで必要な資産収入は年間360万円です。この場合、QYLDへの投資資金は次のように計算できます。
月間生活費30万円の場合は約3,150万円必要!
必要な運用資金:30万円×12か月÷ 0.1146(配当利回り) = 3141.4万円



我が家の場合は月間の生活費は15万円だから、15万円×12か月÷0.1146=1570.7万円だね!



我が家の場合はサイドFIREするのに必要な運用資金は約1,570万円だね!
QYLDでサイドFIREを目指す上でのポイント
QYLDを活用してサイドFIREを目指すのに必要な資産は、配当利回りがかなり高いので、達成しやすくなっています。ただし、QYLDの場合は特に、減配リスクや株価下落リスクがあるということを念頭に置いてた方が良いかと思われます。
配当金でサイドFIREを目指すには、月間の生活費に応じた資産運用計画を立てることが重要です。月間/年間の生活費に合わせて必要な運用資金をシミュレーションし、目標に向けて少しずつ投資を続けていくことがポイントです。



生活費をとにかく抑えて、配当利回りを大きくすれば、サイドFIREまではもっと短くなりますが、身の丈にあった投資スタイルで資産運用をしていくことが大事です。



超高配当QYLDだと意外に必要な資金は少なく、かなり早くサイドFIREできるのでは?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。



確かに思った。我が家だと、約1,570万円だったから、50年も100年もかかるような、入金期間じゃないね。でも株価下落リスクは心配だね。



実際は、QYLD一点張りだとリスクが大きいので分散投資がおすすめです。
投資この記事を見て、「自分も運用をやってみよう」と思った人は、ぜひ証券口座を開設してみてください。
私たちがおすすめしている証券口座は、以下の2つです。
投資を始める際は、低コストで便利なネット証券を活用しましょう。手数料が抑えられることで、長期的な資産形成に有利です。



私もネット証券で投資しており、楽天証券を利用しています!SBI証券でも、Vポイント等のポイント投資ができたりもするので、おすすめです!
※投資判断はあくまで自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
※記事は私個人の分析に基づいており、誤りや実際の状況とは異なる情報が含まれる可能性があります。ご参考程度にお読みいただき、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
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